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定期大会

全日赤第62回定期全国大会 大会宣言

 全日赤は、第六二回定期全国大会を七月二九日から三一日までの三日間、三重県鳥羽市で開催しました。代議員、傍聴者、役員など一三〇名の参加で活発な討論を行ない、満場一致で二〇〇七年度方針を決定し、新役員体制を確立しました。
 今大会は、「格差社会」「年金問題」「増税問題」「医療崩壊」などこれからの日本をどうするのか審判をくだす参議院選挙の投票日から開催されました。
 診療報酬が改定され、私たちの永年の要求であった看護配置基準が改善されました。増員で看護基準を取得すればケアの時間が増えるなどの労働条件が改善しますが、増員なしに取得すると休みが取れないなど逆に悪化している現状が報告されました。また職場では、長時間労働や二交替制勤務が広がろうとしています。私たちは、患者や利用者の安全を守り、働き続けられる職場を作るために奮闘していきましょう。
 長野単組上山田支部では、広範囲な住民組織と共同した病院廃止反対の取り組みを広げています。どの施設でも経営効率最優先の営利追求が強まっています。働くものを粗末に扱う経営方針は、労働者の健康や生活を破壊し、働き続けられない職場を作り、仲間の「犠牲者」を生み出しています。このままでは公的医療機関として日赤の信頼は消え、地域住民が求める赤十字事業からどんどんかけ離れていくことにつながります。今こそ患者・地域住民とともに地域医療を守り発展させていくことが強く求められています。
 日赤本社は、勤務評定による査定昇給制度の導入を強行しようとしています。勤務評定や「日赤キャリア開発ラダー」など職員同士を競わせランク付けするやり方は、職場を殺伐とさせチームワークを壊し、患者や利用者にとっても働く私たちにとって、良い制度とは言えません。この攻撃をハネ返すためには、全日赤が組織を拡大し力を付けなくてはなりません。一〇〇ヶ月の連続拡大をした大阪単組をはじめ粘り強い取り組みが連続拡大につながり、多くの仲間が勇気づけられました。声をかければ組織は増えることに確信を持ち、対象者に声をかける運動を広げていきましょう。
 全日赤は一九四六年に結成されて以降、長年のたたかいの中で職場の労働条件を一つ一つ改善し、民主的な職場、安全な医療・福祉・血液事業のために労働者の先頭に立って奮闘してきました。労働者の要求のあるところに全日赤がある、たたかう全日赤の存在意義を大いにみんなの確信につなげていくことが求められています。
 全日赤は日本医労連の方針を基に医師・看護師を大幅に増員し安心・安全の医療・看護の実現、平和憲法を守る運動を大きく広げます。また、日赤本社の勤務評定に基づく査定昇給に対しては、学習によってその本質をつかみ職場から一人ひとりの決起と団結の力でハネ返すために奮闘します。
 今大会で報告された全国の仲間の貴重なたたかいの成果と豊かな教訓を基本に、決定された運動方針を全力で実践します。日赤施設に働く多くの仲間にたたかいを呼びかけ、患者・利用者から信頼される医療・看護・血液事業・福祉の実現、地域医療に貢献する公的医療機関としての役割を担い、社会保障の充実をめざす運動を全国で展開します。
 今こそ、患者・住民のいのちと健康を守る運動と、自らの生活と権利を守ることを一体のものとして奮闘します。そして、組織拡大に奮闘することを決意します。
 以上、宣言します。

二〇〇七年七月三一日
全日本赤十字労働組合連合会
第六二回定期全国大会

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