■平和と民主主義、いのちと健康を守るたたかいを国民との共同で
全日赤第57回定期全国大会開催
全日赤第五七回定期全国大会が七月七日から九日まで静岡県掛川市「つま恋」において、代議員・オブザーバー等含め一四七名の参加で開催されました。一日目は来賓の日本医労連田中千恵子委員長、健保労組の堂薗幸子さん、二日目はムネオ問題で一躍有名になった日本共産党の佐々木憲昭衆議院議員より激励の挨拶をいただきました。
中央執行委員会を代表して挨拶にたった土井委員長は、いま国会に出されている「有事法制」と「医療改悪」の中身についてふれ、ムネオ疑惑・外務省機密費問題など自らの問題は棚上げのままで国民の命を奪う法案を通すために国会を会期延長させた小泉内閣を厳しく批判しました。国民世論を味方に、引き続きみんなのたたかいで法案を廃案に追い込もうと呼びかけました。つづいて、岡田書記長が一号議案(たたかいの総括および二〇〇二年度運動方針)を提案、羽根田書記次長が二号議案(財政報告および二〇〇二年度財政方針)を提案、梶間亘中執が三号議案(全日赤第三次組織拡大・強化三カ年計画)を提案しました。日赤戦略にもとづいて「経営効率優先」の施設運営が一段と強められ、同時に日赤本社の権限強化への動きも顕著になってきています。「職員処遇の一体化」攻撃を跳ね返す組織を作るため、要求実現の最大の力=組織拡大・強化の前進をめざして全単組でこの計画に取り組むことを提案しました。
日赤本社は定年制について平成一五年度から導入するとしています。本社提案の制度では、現行の年金支給開始年齢が六五歳であることや働きがいという観点から見ても私たちの生活設計にはほど遠いものになっています。今大会では定年制要求を含めた「全日赤二〇〇二年度統一要求」を八月二〇日に本部・単組でいっせいに要求提出することを決定しました。本部は統一要求に対する争議予告も同時に行います。これら提案にもとづいて、活発な討論が行われ、満場一致で議案・方針が採択されました。討論の詳しい中身は次号で報告します。
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