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単組・地方協の取り組み

地域医療を守り、健康に働き続けられる職場作ろう
地方協議会議長が新春メッセージ

 前号で、地方協議会の定期大会の様子を紹介しましたが、新年に当たり、新人やベテランの議長さん達に、年頭の挨拶をしていただきました。

地域医療を守るために
北海道地方協議長
市川ゆかり

 全国のみなさん、新年あけましておめでとうございます。2013年が全日赤に集結する組合員の皆さん、また、これから組合に加入するみなさんにとって、良き年になるよう北の大地北海道から、心よりお祈り申し上げます。
 一昨年の大震災は私たちに様々なことを考えさせる大きな出来事でした。それは、今までの効率という名の下で無駄を排除し、利益を追求することが最優先するという価値が大きく崩れ、価値とは何かを人々に模索させています。

※    ※

 しかし、私たちを取り巻く社会情勢、特に政治では、地方医療を崩壊させた勢力の台頭を許しています。北海道内にある赤十字病院はどこも医師不足にあり、そのため地域で必要な医療を提供する責任を十分に果たせていない状況です。また、医師を雇うことができない責任を経営陣は負わずに、そのための収入不足から来るしわ寄せを、労働者に押しつけています。そのような情勢の中、2012秋年末闘争は、地方協統一の要求と各単組の独自要求を掲げ闘いました。一時金に関しては昨年並みを確保し、また年末年始出勤手当では、経営側が示す「道内職員の処遇一体性」と対峙し、奮闘しました。しかし、寒冷地手当改善にはまったく進まず、北海道がこの問題を取り上げずして改善はないとして、引き続きの取り組み強化を確認しました。

※    ※

 各単組では、人員確保が難しくなり年休取得に制限がかかるなどの労働条件の後退、看護助手の非正規化が進んでいる実態、また釧路では「前歴換算問題」で病院側が労使受諾した「あっせん案」を反古にする態度に出ていることから、再び労働委員会活用も視野に入れた闘い、さらに、赤字を理由にした精神科病棟廃止問題など多くの課題があります。
 地域医療を守り、健康に働き続けられるための大幅増員と、多くの課題や要求解決・前進のためには、これまで以上に奮闘する仲間を増やしていくことが何といっても重要です。2013年は干支であるヘビのように長く、粘り強く、要求に確信を持って、全日赤に集結する仲間と運動を前進させていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。

足元改善、地域への訴え
東北地方協議長
渋谷  一

 全日赤組合員の皆さん、2013年明けましておめでとうございます。東北の被災地では遅遅として復興が進まない中、二度目の新年を迎えることとなりました。
 2012年は復興どころか政治そのものの停滞が続き、増税を決めただけとしか写らなかった民主党は、国民の審判を受けあっさり政権の座から転落しました。総選挙圧勝後に誕生する自公政権は、増税、原発容認、TPP協議参加等、私たちの願いに反し財界の歓迎する施策に舵を切ろうとしています。この激動の中迎える新年で、私たちは何処を目指し何をすべきなのでしょうか?
 まず第一は、自分の足元つまり職場の改善です。離職者が後を絶たない中で、長時間労働、長時間夜勤、サービス残業、パワハラ等、離職の要因を解消させることが喫緊の課題です。仲間が職場を去って行く辛さはもうたくさんです。これは簡単なことではありませんが、離職者防止対策は経営面から見ても重要項目です。退勤調査、職場集会等で職場の現状を正確につかむと共に、5局長通知を生かし粘り強い交渉を続けましょう。
 第二は地域への訴えです。地域の中で自分の施設が何を担いどう位置づけられているかを知ると共に、それに応えられているかを検証することです。職場の改善は、地域住民の理解なしには前進が困難です。街頭署名等で積極的に街頭へ出て、地域医療を守っている私たちの労働環境を伝え地域住民に理解と支持を訴えると共に、経営者に対しては、地域に於ける施設の義務を全うする努力を求める事も重要です。
 そして第三は全国的な運動です。総選挙に於いて42%の得票で79%もの議席を獲得した自民党が、財界、アメリカの方向を向いていることは明かです。医療・福祉に対してもどのような政策を打ち出すのか予断を許しません。自公政権が、増税、原発、TPP、基地問題以外にも憲法改正まで踏み出す勢いがあります。しかし、全国的には、反原発をはじめ個々の課題に反対する圧倒的な国民の声があります。私たちは、主張を同じくする人々とあらゆる面で共同・共闘し、国民の圧倒的な支持を得ているわけではない自公政権が、数の力で暴走することだけは何としても阻止しなければなりません。
 2013年もまた忙しい年となりそうですが、職場で山積している仕事に埋もれることなく、自分を叱咤激励しながら進む方向を見失わないように、皆さんと共に奮闘する一年にしたいと思います。共に頑張りましょう!

組合が見える行動する
関東地方協議長
大ア 久志

 新年明けましておめでとうございます。今年も「やはり組合は必要なんだね」と改めて思えるような見える行動に心がけたいと思います。
 若手の組合離れという単組も多いと思いますが、関東地方協も例外ではなく組合加入に苦労しています。
 新入職員の組合加入は、組合の主張する例えば看護師の長時間2交替制夜勤の問題でも新人看護師が思う勤務と組合が反対する2交替では丁寧に説明してもそのギャップは埋められていないのが現状です。この溝を埋めることによって組合拡大につながるのではないかと思ってます。私単組でもほとんどが2交替制をとっているが(あくまでも本人の希望)3交替制職場で半日―深夜入りという勤務が最近組まれてます。このような実態を他の職場へと広めることで3交替制への移行が出来ると考えています。

地方協運営体制について

 一昨年度からの専従なしの運営体制、また昨年度は前議長成田単組・路野氏の退任という世代交代があり、議長になってなれてませんが、新たな4役人事で運営してきました。会議運営にあたっては、4役で事前に会議案内、当日のレジメ、各単組の文書報告を準備し、会議後の議事録はメール送信、または郵送とし、各単組や参加者の事情、欠席によって連絡に支障を来さないよう、会議の円滑な運営に努めてきました。
 各単組持ち回りで会議を行う事によりその単組との交流を図ってゆきます。地方協主催学習会実施についてはタイムリーな話題に努めたいとおもいます。
 大幅増員、夜勤改善、労働環境改善の運動の前進で組織拡大を進めたいと思います。

関東地方協の動向

 昨年の秋年末闘争では、医セン単組で一時金の本社基準の枠を昨年に引き続き越えることができました。他の単組でも、(1)津久井・さいたま単組では売店・食堂等の割引、(2)成田・武蔵野単組では、互助会費の減免、(3)武蔵野(保)単組では、常勤嘱託職員の正職員化、(4)年末年始手当の上積みの確保、(5)武蔵野では、一律と思える職員全員に「頑張ったで賞3000円」、図書券やクオカード、子供の家ではパートにも夏休み3日取得などがあげられます。
 関東地方協議長として3役、執行部、組合員に支えられ本部指導のもとこの1年間組合活動に奮闘していきたいと思います。よろしくお願いします。

労組の原点に立ち戻る
北信越地方協議長
長谷川陽子

 全国の日赤労働者のみなさん、2013年明けましておめでとうございます。
 今こそ労働組合の原点に立ち戻ろう!
 なぜ私たちは労働組合に入り、活動しているのでしょう?
 最初は、ただなんとなく、断るのが面倒だったから、などなど。
 昨年もこんな声が届きました。「年休も師長さんのご機嫌をみながらお願いしないともらえないの」「一方的に通勤手当を返せってどういうこと?」
 保障されている権利を知らないとどんどん昔に後戻り。先輩たちの貯金を食いつぶしている自分にそろそろ気が付きましょう!

※    ※

 「夜勤のできない看護師は看護師ではありません」本当にそう思う?
 「医師が足りない、看護師がたりない、だから看護助手さんも夜勤して!」
 それが安全・安心な医療?
 こんな時代だからこそ、一人称に陥らず、「ねえ皆はどう思う?」「私はこう思う」。職場を超え、職種を超えた話ができるのも労働組合だからこそ。そして、誰かがやってくれるのを待つのではなく、自ら行動しましょう!

※    ※

 労働組合の要求に「赤字病院がこんな要求して! 労働組合は病院を潰す気なの?」という管理者には、「犠牲なき献身こそ真の奉仕」というナイチンゲールの言葉(川嶋みどりさんの著書にありました)を返しましょう。
 白衣の天使も人間です。個人の生活を犠牲にすることは仕方ないことではありません。こんな時代だからこそ、人間を大切にする医療や福祉の労働者であればこそ、人間らしく、自分らしく誇りをもって働き続けられる職場を、みんなで、めざしましょう。

生き生き働ける職場へ
近畿地方協議長
今堀美智子

 新年あけましておめでとうございます。
 憲法を変えて日本を戦争できる国にしようという動きが強まっています。いのちの重さを日々実感している私たち医療労働者は、こうした動きを断じて許しません。
 原発、消費税増税、TPPへの参入、オスプレイをはじめとした米軍基地問題、医療・社会保障の切り捨てなど、私たちの周りには看過できない問題が山積しています。その一つひとつについて真実を知り、国民・働くものの立場に立った解決をめざしていきましょう。

※    ※

 職場は慢性的人手不足によって労働過重が著しく、ギスギスした人間関係となりがちです。いのちを守る医療労働者が、自らのいのちをすり減らしながら働いている状況です。みんながいきいきと毎日楽しく健康で働き続けられる職場づくりへ、力を合わせていきたいと思います。
 労働組合運動では、団結した組合員の数の力が要求実現へ大きく影響します。近畿地方協にとって、組織の拡大強化は今年の最重点課題です。すべての単組で新組合員を迎えられるよう、組織拡大行動を全力でとりくみましょう。また、次代を担う青年の力を大きく伸ばす取り組みも求められています。青年が労働組合に結集しやすいように、取り組みにも工夫をこらす必要があると思います。

※    ※

 人にやさしい世の中と明るく働きがいのある職場づくりをめざし、大いに語り合い、学びあい、励ましあい、ともに前進する地方協の運動をみんなの力を出し合って進めてまいります。

12時間夜勤絶対許さず
中四国地方協議長
吉崎真由美

 新年あけましておめでとうございます。
 私は1988年3月より組合員になりました。結婚して子どもができたら、院内保育所にお世話になるつもりだったので、当時、組合が全面的に管理運営していた「みどり園」に入れてもらうには組合員でなければいけないと思い、加入しました。加入してからも、しばらくは組合が何をやっているのかまったく知らず、執行部にほとんどおまかせ状態で、ストライキへの参加とバザーの手伝いくらいしかしていませんでした。

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 10年ほどたって子育てが落ち着いた頃、若い看護師が執行部に誘われ、「執行部に入れというなら組合をやめます」と言っているのを聞いて、「じゃあ私が執行部に入ります」と言ってしまい(笑)、今日にいたっています。だから、私が昨年秋から地方協の議長をひきうけることになったのも、成り行きとしか言いようがなく、私自身どのようにやっていったらいいのか分からないというのが本音です。しかし、歴代の議長が築き上げてきたものを壊すわけにはいかないので、自分なりにできることを精いっぱいやっていくつもりです。

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 昨年の秋年末闘争において、中四国地方協の各単組は、年末一時金の要求とあわせて、職場からの意見をもとに、多様な職場要求の実現に向けて粘りづよく交渉しました。
 日本看護協会は、13時間以上の勤務をやめ、勤務間隔は12時間以上あけるようにというガイドラインを発表しましたが、高松では、これまでの3交替の8時間夜勤を12時間夜勤にする方向で、看護部が対応を検討中です。そんなことが実施されれば、かえって労働条件の改悪となってしまいます。ガイドラインを逆手にとって長期間夜勤を導入することが「働き続けられる労働環境づくり」と言えるでしょうか。私たちは、現在の3交替・8時間勤務体制のなかでの改善を求めてたたかいます。

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 たたかう労働組合の姿を職員に見せることにより、組合への結集が強まると信じて、行動し働きかけていきます。特に高松は組織拡大を大きな目標にしています。職員一人一人に声をかけて、コツコツと組合員を増やしていきたいと思います。

学習を強め組織拡大へ
九州地方協議長
牧原 節子

 明けましておめでとうございます。昨年は、長崎単組の奮闘で九州地方協として増勢で定期大会を開催することができました。また、青年の「リブヤングIN長崎」も大盛況で終えることができました。秋年末闘争では、九州地方協として意識統一と情報交換をはかり頑張りました。

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 2013年は、年明け早々、新役員研修会九州地方協教室を開催します。また青年集会・女性集会を開催し学習していく予定です。これらの学習を通して組織拡大へつなげたいと思います。

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