■琉球の歴史とロマンを体感 知念・佐敷・玉城の史跡巡る
〈沖縄単組〉
かつて沖縄は琉球王国だった。国王は、聞得大君(キコエオオキミ=最高位の女性神官)を伴って、「沖縄民族」の祖先といわれる「アマミキヨ族」が渡来して住み着いたといわれる聖地を巡拝しました。沖縄単組は10月29日、琉球の歴史とロマンを体感しようと、その巡拝の後をたどるバスレクをおこないました。案内は、當眞嗣一さん(県立博物館元館長)です。
巡拝路の最初は園比屋武御獄(スヌヒャンウタキ)、首里城の守礼門をくぐると左手にある総石造りの建造物。そして、御殿山(天女が降り立ったと伝えられる)などを「巡拝」し、最高の霊地、斎場御獄(セーファウタキ、世界遺産の一つ)に到着しました。
昼食は久高島が一望できる「がんじゅう駅」。知念グスクなどを経て、アマミキヨが上陸の第一歩を印した海岸、ヤハラヅカサ。圧巻は原野にある広大な石積みの糸数城跡。世界遺産決定の裏話も聞けて心豊かになった「旅」でした。
(通信=宮城常和氏)
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