■中四国地方協 組合の歴史・路線に確信 役員研修会を初めて開催
中四国地方協は10月16日から17日までの二日間、岡山県岡山市で初めての「役員研修会」を開催し、4単組から15名が参加ました。
研修会では、「全日赤の歴史と労働組合」を岡田光久・全日赤執行委員長が、「労基法と全日赤協定の基礎知識」を笠原秀憲・地方協議長が、「組織拡大強化をめざして」を西尾糸子・前全日赤組織拡大強化推進委員長が、それぞれ講義と問題提起を行いました。
全日赤の闘いの歴史を知る
全日赤賃金闘争の基本路線である「人事院勧告準拠反対、自主交渉による自主決着」を掲げて半世紀の歴史を刻み、その到達点として人事院勧告の内容だけに止まらない回答を引き出していることを確信としました。また参加者からは、「賃上げ10数%時代には賃上げ4月実施で、賃上げ差額が当時で8万円〜10万円あった。給料袋とは別封筒で支給させたことは多くの職員から支持されたことを思い出した」や、「歴史のある労働組合だと知り、改めて頑張りたい」と感想が出されました。
組織拡大の前進めざして
「拡大は、明るく、気軽に、ねばり強く」、「みんなの心に届く働きかけを」は西尾さんの言葉です。拡大を前進させるには、(1)拡大に情熱をもった人をどうつくるか、(2)モチベーションをどう続けさせるか、の検討が必要。(3)出来ることを楽しくワイワイとやり続ける、(4)簡潔明瞭な言葉で組合を語る、(5)未加入者への声かけが圧倒的に不足、(6)「今、組合に入って!」という意思表示が肝心、(7)働く者の組合加入は当たり前のことという気持ちで気軽に働きかける、(8)やってみなければ分からない、とにかく行動あるのみ、(9)職場の信頼を得る、(10)組合としてここぞというときは力を入れて取り組む、(11)組合の将来をどうするかの戦略をもつ、組合は職場から期待されていると確信を持ち、目標を立てて意思統一をと提起しました。
最後に、西尾さんは、「松江は450名を目標にしたい。各単組は地方協大会までに拡大目標を持ち寄る。各単組はそれまでに1名を拡大しょう」とまとめを行いました。 |