■第75回定期全国大会
大幅増員・労働条件改善と組織の前進をかちとろう
全日赤は、7月10日から11日にかけ、東京都入谷の医療労働会館2階会議室をメイン会場に第75回定期全国大会を開催し、代議員・オブザーバー・役員など延べ40単組131名が参加ました。来賓として日本医労連の書記長に挨拶をいただきました。
第1号議案および第2号議案は満場一致で可決決定しました。また、各種専門委員会委員と大会宣言を拍手で採択し閉会しました。なお、第3号議案(規約改正)、2021年度統一要求と2021年秋年末統一要求に対するストライキ権と本部役員選挙は2日目の採決時の出席代議員による通信投票としました。
第75回定期全国大会は中央執行委員の開会挨拶の後、1名の大会議長を選出しました。その後、大会役員を選出し、主催者を代表して執行委員長が「コロナ禍は日本の医療体制のぜい弱さを露呈し、国民のいのちと健康を守れないだけでなく、私たち医療従事者の勤務も暮らしも守れない事態を引き起こしている。賃金大改悪『Rプラン』をやめさせるためにも、一緒に声をあげる仲間を増やそう」と呼びかけました。来賓の医労連書記長は「いのち守る緊急行動である秋の運動の先頭に立ってほしい」とあいさつしました。
大会は、書記長が第1号議案で、この1年間の運動を報告し、2021度の運動方針と秋年末闘争方針及び2021年度全日赤統一要求の提案をしました。書記次長が第2号議案で決算報告と2021年度財政方針を提案、会計監査から監査報告を受けました。また、規約改正の第3号議案とストライキ権の範囲を書記長が提案しました。
大会は、2日間を通じて質問も含め65名の発言で活発な討論がおこなわれ、非正規職員の処遇を改善させた経験や年休取得を推進させた取り組みなど報告されました。一方で、少ない人員で病棟間の応援や病棟外来の一元化、新人や育短者に対する時間外労働手当の抑制などの実態も報告されました。また、多くの職場でパワハラの報告があり、労働組合としてハラスメント対策に取り組む重要性が語られました。
1号議案と2号議案は満場一致で可決し決定しました。
大会は、中央執行委員が、各種委員会の設置と委員の提案をし、拍手で承認されました。
また、大会宣言案をさいたま単組代議員が読み上げ提案し拍手で承認されました。
最後に、副執行委員長の閉会挨拶と執行委員長の「団結がんばろう三唱」で閉会し、散会しました。
なお、3号議案(規約改正)と統一要求に対するスト権および役員選挙は2日目の採決時の出席代議員による通信投票となしました。
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