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機関紙「日赤労働者」

定期大会の中止について
*次期の機関会議の日程、今後の進め方

 新型コロナウイルス感染による緊急事態宣言の対象が全国に拡大され、集会等の自粛要請がだされました。5月14日には39県に緊急事態宣言解除がだされましたが未だ終息の目処が立たない状況です。医療関係者への感染も広がるなかで、濃厚接触者は自宅待機となり、残された人員で必死に医療を守っている状況となっています。
 このような状況のなかで、今年の7月10日から12日にかけて予定している全日赤第75回定期全国大会の開催について、中央執行委員会として議論しました。規約では「定期大会は毎年7月または8月に開催する」と規定しており、大会中止は規約違反となります。本来、労働組合にとって規約は憲法に値するもので、中央執行委員会が勝手に運動を進めることを制するものです。本部はその規約違反を犯してでも定期大会の開催は見送るべきであると判断し、規約違反を犯すことに対して単組の了承を得ることにしました。

規約違反に対する諾否

 本部は5月15日までに規約違反に対する諾否を単組に求めました。寄せて頂いた単組の主な意見は以下の通りです。

賛成

・致し方ない。
・今後、社会情勢によっては再度、同様の事案が発生すると想定し規約が必要なのでは?
・定期大会を中止し別な方法での意志疎通交流が図られる事をすればよいと考える。
・議案配布後に、意見等があれば集めて意見集やニュース等を使い全単組で共有することができればと考える。コロナ対応についても情報共有できると良い。
・議案書は例年どおり郵送し、事前に意見を求める。単組からの意見に対する本部回答についても単組に提示し、単組から出されて意見も共有する。例年の内容にしたがった形で、書面にてやり取りをお願いする。

反対

・「Rプラン」の問題を抱えながら全国大会中止は考えられない。各単組代議員を1名とする等、何らかの措置をとって開催してもらいたい。

保留

・定期大会は貴重な情報共有の場になっているので、すべての要件を満たしていなくても開催してほしい。

 5月16に開催した中執Web打ち合わせにて、単組からの意見を精査し、7月の定期大会の開催中止を決定しました。
 また、労働弁護団が出している「新型コロナウイルス問題対応 労働組合向けQ&A」を参考にしながら今後の進め方について討議しました。

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