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機関紙「日赤労働者」

2020年春闘方針
中央委員会、満場一致で決定

 全日赤は2月2日、東京・日本医療労働会館にて、「全日赤2019年度第2回中央委員会」を、中央委員41名と地方協議長・傍聴者・本部役員等を含め全体で71名の参加で開催しました。

 中央委員会では、本部から、2019年秋年末闘争の総括および2020年春闘方針とあわせ、Rプラン撤回と一時金の最低基準額要求を含む春闘統一要求を提案しました。提案された第一号議案(補足議案含む)は参加者の発言で補強され満場一致で可決されました。また春闘統一要求に対するスト権も満票で確立しました。
 第二号議案の「財政方針に関する制度改定について」も圧倒的多数で可決されました。

賃上げ要求2万7千円、体系是正含め4万円以上

 2020年春闘賃上げ要求額は、2019度要求アンケートの平均要求額と医労連要求額から本俸一律2万7000円、その体系是正で4万円要求としました。医労連の要求は生計費原則に基づく要求であり、アンケートの賃金不足平均額からも4万円賃上げは、職員の切実な要求と言えます。

本社プラン撤回も要求

 討論では、秋年末闘争や時間外労働・職場の人員不足の過酷な職場実態、地域医療を守る活動など単組の取り組みが報告されました。
 本社の新たな給与制度「Rプラン」に対しては「手当の改廃は現場実態を無視したもので許せない」「抗がん剤調製手当の新設は前進回答だが対象者の範囲は実態に合っていない」「勤務評定を導入すればチーム医療が崩壊する」「賃金の大幅引き下げで辞める人が増える」など多くの意見がだされました。
 春闘統一要求に「本社が提案したRプランは、大幅な賃金ダウンを伴う大改悪であり受け入れられない。提案を撤回すること」を盛り込む本部提案も満場一致で可決されました。
 また組織拡大の課題では、「本社提案内容を伝えて、組合を見せていく活動が必要」「時間外労働手当をきちんと請求すれば組合費は高くないと説明している」との意見も出され、全単組で大改悪を阻止するためにも組織拡大強化に取り組もうと意思統一ました。

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