■医労連が看護要求実現へ
全国から195名が交流
9月4日から5日、日本医労連「2019年看護要求実現全国交流集会」がおこなわれ、全国から195名(内、全日赤は16名=県医労連からの参加も含む)が参加しました。
初日は、労働科学研究所の佐々木司さんから「夜勤リスクを正しく知って、安全、健康、生活の質を高めて働き続けよう」と題し、夜勤そのものが生体リズムに適応しないこと、健康のリスクや安全のリスク、生活へのリスクを学びました。また、新たな研究結果として、「母親が乳がんになった看護師の子どもも乳がんになることがわかった(第23回国際夜勤シンポにて発表)」も紹介されました。
その後、医労連看護対策委員会事務局長から「基調報告」があり、学習講演として全日赤中央副執行委員長(大津単組)より「ケアに活かそう『て・あーて』のこころ・『て・あーて』看護と私と労働組合」がありました。『てあーて』の総論や主な技術の紹介、職場での看護実践を通して労働組合の役割も語っていただきました。
2日目は、2つの分科会((A)増員・署名運動、(B)て・あーての実践)・5つの分散会に分かれ、職場の状況や労働組合の取り組み、目指すべき看護とは、など討論を深めました。
患者さんや利用者さんによりよい看護をおこなっていくためにも、夜勤などの労働条件を改善するためにも増員は不可欠です。職場のリアルな実態をつかみ、より多くの人に伝え、世論をつくっていくことが大事です。全国でおこなわれている「いのちまもる地域キャラバン」への参加し、職場・地域での署名活動に大いに取り組み、職場での増員と夜勤改善を勝ち取りましょう。 |