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機関紙「日赤労働者」

賃上げ署名を提出
職場改善に前進回答求める

本社は現場の声を聞いて

 全日赤は、4月22日、10単組26名(本部含む)で、賃上げをはじめ春闘統一要求に関する2019春闘第2次本社要請行動をおこないました。参加者の発言の要旨を紹介します。

賃上げで人材確保を!

 「3月に賃上げあったが1ヵ月の賃上げでは足りない」「地方に行くほど薬剤師確保は困難。調剤薬局との年収差も大きい。抗がん剤の調整に危険手当が必要」「待機手当は給与要綱ないと言うが、オペ室や助産師など緊急を要する待機をしており気が休まらない」

夜勤改善を!

 「『複数・月8日以内夜勤』の人事院判定があるが、夜勤者の60%が8日以上の夜勤をしている。人手不足だからとないがしろにしないでほしい」「夜勤専従を導入したが夜勤専従者に日勤もさせている」「育短者に別の制度である夜勤免除の条項に該当しないとして夜勤を強要している。本社にも夜勤が条件でないことを確認した。管理者が制度をきちんと理解していないので誤解がないよう指導を」

年休・休みが取れない!

 「年休希望したら『係長が年休を希望するなんて』と言われた。年休を希望しても公休になる」「本社は『勤務表ができてから年休は申請するもの』と言うが、夜勤が組まれている日に年休申請できるのか。忌引きでさえ夜勤を交替するのはたいへん。夏休を年休にするような姑息な手を使わずに年休取得促進できるようにしてほしい」「年休取得日数を調べたら3分の1の看護師がゼロだった。どのようにして年休5日取得義務をクリアするのか?」

サービス残業の一掃を

 「時間外請求をしたら師長に『事前の報告がない』と言われた。これは請求するなということか」「医師の時間外請求は100時間以内が暗黙の了解になっているよう。時間外労働した場合はきちんと請求することが重要なのではないか」

ハラスメント対策を

 「当院のハラスメント対策委員は看護部長や総務課長で、これでは相談なんてできない」「師長が面接で結婚や妊娠予定を聞く。育休明けの看護師に復帰後すぐに『次の妊娠は?』と聞いている。人員確保のためと言うがパワハラまがいの発言になっている」

本社の態度

 本社は「現場の意見をしっかり受け止めたい。年休が取れるように、残業時間について全国会議でも言っている。今後、団交や事務折衝や労使協議会などで協議をしていく」とコメント。全日赤は「23日団交では職場の改善にむけた前進回答を求める」と強く要請しました。


本社団交

本社要請踏まえ賃上げ回答を追及

 全日赤本部は、4月23日春闘要求実現をめざして日赤本社と団体交渉をおこない、前日の本社要請行動を踏まえて賃上げ回答を追及しました。
 賃上げ要求について本社は大きな赤字を強調しつつ、世間の動向が見極められる時期には到っていないとして具体的回答をおこないませんでした。
 全日赤は、世間は引き続き賃上げで推移していることを示しながら、4月22日の要請行動であげられた現場の切実な声に応えて、経営状況のみで判断するのではなく、人員確保のためにも賃上げは必要であることを指摘し、継続協議としました。
 年次有給休暇(年休)については、勤務希望をとるときに年休を希望した日に公休を入れられて年休が取得できず取得促進に逆行する現状があることを指摘し、年休希望した日には公休を入れないよう追及しました。本社は年休取得促進を図る立場であることを改めて表明し引き続き協議するとして改善の足がかりをつくりました。
 全日赤はこれまで、施設のハラスメント相談窓口の委員に部長や課長などがなっており相談しにくくハラスメント対応が有効に機能していない実態を改善するよう追及し、そのためにも外部の相談窓口を本社が設置するよう交渉してきました。この要求に対し本社は、外部相談窓口を設置し、6月1日より開始することを回答しました。

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