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 昨年12月下旬、突然師長に呼ばれ、小声で「異動の話が来てるよ」と告げられた。社会人を経て30歳で看護学校に入り、新卒から14年オペ室一筋でやってきた。今年は看護研究もやっている▼このタイミングで異動…しかし、労働組合では「同じ職場に長くいる職員で、とても威圧的な人がいる」などという相談を受け、看護部にある程度の期間で異動させるようにと懇談で申し込んだばかりだ。つまり、看護部は私たち労働組合の意見を真摯に受け止め、実行してくれているのだ▼ここで私が異動を受けなければ、みんなに示しがつかない。まだやり残したこともあるが、新しいことを学べるいい機会でもある。「わかりました。異動します」1週間考え、結論を出した▼2月1日、いよいよ新しい職場だ。オペ室とは縁の深いICU。緊張で朝早くに目が覚めた。今まではスクラブだったため、私の白衣は折目の付いた新品だ。ナースシューズも箱から出した。まるで老けた新卒だ…▼「おはようございます!」あいさつは元気よく。初めての電カルに悪戦苦闘しながらも、実習以来のシーツ交換や清拭に感動し、あれこれ違うお作法に驚きながら、あっという間に3月になった。まだまだ日々わからないことだらけではあるが、今は病棟看護の楽しさに魅了されている。(Kb)

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