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機関紙「日赤労働者」

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 2018年6月カナダでG7シャルルボア・サミットが開催され、海洋プラスチック廃棄物やプラスチックごみに対処するとした「健全な海洋及び強靭な沿岸部コミュニティのためのシャルルボア・ブループリント」はG7すべての国が承認した▼日本国内では「美しく豊かな自然を保護するための海岸における良好な景観及び環境の保全に係る海岸漂着物等の処理等の推進に関する法律」の改正案が提出され、「プラスチック類に関する施策の在り方を予防的アプローチにより不断に見直し、廃プラスチック類の削減を推進すること」「廃プラスチックの発生抑制に向け、法的措置も含めた抜本的対策を検討し、必要な措置を講ずること」を含んだ委員会決議が採択された▼2016年スイス・ダボス世界経済フォーラムでは、世界の海を漂う廃プラスチックの量は、重量換算で2050年までに魚の量を上回るという予測が発表された▼廃プラスチックによる海洋汚染問題は、リサイクル率を向上させるだけでは解決せず、生産・流通の段階から責任をもって取り組む必要があるといえる。豊かさや便利の裏にある環境破壊に目を向け、美しい自然を守るために自分自身ができる身近なことについてもっと考えていきたい。
(Tt)

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