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機関紙「日赤労働者」

女性交流集会開く
浅草の喧噪に戦後を垣間見る

 4月21日〜22日、東京入谷・浅草周辺にて全日赤女性交流集会が開催され15単組26名(講師、本部含む)が参加しました。
 初日の東京都内は雲一つない晴天に恵まれ、浅草界隈の戦跡巡りには絶好の日和となりました。
 台東9条の会のガイドの誘導で浅草寺雷門から出発し、老舗扇屋等をまわりながら東京大空襲で浅草寺境内も爆撃にあい、かろうじて残った樹木の一部がススとなった傷跡を見ました。境内は外国人観光客で賑わいその喧噪に中に反戦平和を願う地蔵や、日本のナイチンゲール瓜生岩子像があり、戦後の日本を垣間見ることができます。浅草寺の裏にかかる言問橋では空襲時に焼け出された住民が隅田川へ殺到し折り重なるよう大多数の死傷者が出ました。橋のたもとには慰霊碑が建造され、当日にも小さな花とカップ酒が備えられていました。終盤にはガイドから戦時下で日本は他国である近隣アジア諸国に対しこれまで見てきた悲惨な歴史と同様に自身が他国を爆撃、加えて略奪、侵略を行った歴史も語られました。
 戦争とはひとたび起こってしまうと、被害を受けるだけは無く、加害をおこなう憎しみの連鎖が必然的に起こります。参加者は戦争の歴史を学ぶことで平和を不断に希求する大切さが分かりました。
 夕方には隅田川を屋形船で周遊し、夕食と話に花をさかせていましたが最後にはカラオケ大会となりました。
 2日目は医労連共済事務局次長を迎え日々の疲れを緩和する座禅と呼吸法を学び、セルフコンディションの実践もおこないました。そして、医労連共済の各制度を学びました。参加者からは、共済活用の質問も相次ぎ学び、癒やし、交流する機会となったとの感想も寄せられました。

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