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機関紙「日赤労働者」

給食部門 全国交流集会開催
本社に直営原則迫る!

 11月19日の午後、医療労働会館2階会議室にて、全日赤第22回給食部門全国交流集会を開催し、9単組・本部含め12名が参加しました。また20日には、本社医療事業推進本部との労使協議会に参加し、各施設の給食状況を赤裸々に訴えました。
 病院給食は治療食であり、直営でしかできないことや下請けによる弊害を訴え、安全でより良い病院給食のため直営を日赤の方針とするよう求めることにしました。
 栗山単組からは、経営困難なため、施設や機材が老朽化して壊れても買い替えることができない。冷蔵庫が壊れても家庭用ストッカーなどで対応している現状を訴えました。
 長野単組からは、行事食や誕生日の食事を提供し、患者からも「日赤の食事が一番おいしい」と言われ、プライドを持って委託会社ではできない食事を出していること、富山単組からは、緩和ケア病棟ができたが、食事は器やトレーを変えるのみで、命のスープなどしたいが、人手がなくてできない悔しさを訴えました。
 一方、委託となった庄原単組からは、おでんの大根が堅かったり焦げた料理を出そうとしたり、指示とは違う食事量や遅延など起きている実態を突きつけました。
 調理師を募集しても応募がない原因は、賃金の低さにあると長野・長崎・医療センターなど多くの単組が実感していることを伝え、下請け化につながっていること、委託になれば業者のいいなりになるしかない状況を正すため直営方針を堅持するよう強く求めました。

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