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機関紙「日赤労働者」

働き続けられる職場作りめざし
九州ブロック血液センター労組結成

 2月に、九州ブロック血液センターから沖縄製造所に2年との約束で転勤していた嘱託職員が、全日赤本部に相談の電話をしてきました。

前例のない広域移動

 ブロック内の転勤(異動)は正規職員の雇用条件であり、嘱託職員の転勤は、血液センターの人事課長も自ら認めるように「前例のない転勤」でした。
 正規職員はブロック内の異動があることをあらかじめ条件として雇用されていますが、非正規職員にたいしては「異動」は雇用条件にはなっていません。しかし当該の職員は、これを断ると、今後の雇用が更新してもらえるか不安でもあり、また2年との約束だったので、2年我慢すればと応じたのでした。
 正規職員にたいしては、福岡から沖縄への転勤という広域異動(900km弱)に対しては、広域異動手当として本俸(基本給)の10%が支給されます。しかし、「嘱託職員の転勤は前例が無いので、この金額でお願いします(金額を書いた紙を見せられて)、若干給料が上がるので手当みたいなものと思ってもらえばいい」などという、いい加減な条件提示でした。

正職員にする約束は反故に

 また、正規職員にしか課せられない転勤(異動)を求められる代わりに、いわば“代償”として「戻ってきたら正職員にする」というような話もされていました。しかし、期限の2年が迫ってきて問い合わせると、「いまは正規の採用をしていないので、出来ません」と口約束はあっけなく反故に。
 そこで、全日赤を頼り、個人加盟労組に加入し、その支えも受けて福岡に戻すようセンター側に掛け合って、何とか戻れました。

全日赤個人加盟労組へ

 しかし、戻れたのは良かったものの、職場では通常正規職員が担うべき製造責任者や新人教育も担わされ、日勤終業時刻が21時、22時になることも度々とすさまじい労働実態で、このままでは体を壊して離職を余儀なくされかねないという状況にありました。
 それにもかかわらず、その労働実態に対しての見返りは全くありません。基本給は正規職員のほぼ半分という処遇の劣悪さです。
 そこで、処遇改善と、働きつづけられる職場づくりと正規職員への転換を実現したいと、同じ処遇にある嘱託職員がそろって全日赤の個人加盟労組に加入しました。

働き続けられる職場作りめざし組合結成

 そして、5月13日に当該の4名の嘱託職員が、本部や県医労連と話し合い、正職員への道を開くにも、働きつづけられる職場づくりのためにも、組合を結成しお互いを支えながら、地域や全国の支援も得て交渉することが一番の力になると組合を結成に至りました。
 そして組合結成後、組合員も17名に増え、4回にわたり労働条件改善や働く環境改善を求めて団体交渉をおこない、職場でも業務改善の話し合いがすすみはじめています。

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