■昼夜問わずの奮闘に敬意を
組合員にとって良い年になるように
中央執行委員長 五十嵐真理子
新年あけましておめでとうございます。職場・地域で昼夜を問わず奮闘している組合員の皆さんに敬意を表します。そして今年こそ、全日赤組合員にとって良い年となることを祈念します。
健康でいきいきと働き続けられる「真の働き方改革」を
安倍政権は、「残業代ゼロ法案」と、過労死水準までの残業を合法化する労働基準法改定案を「一本化」して、通常国会に提出・成立させようとしています。「残業代ゼロ法案」は、労働団体をはじめ全国過労死を考える家族の会や弁護士団体など広範な市民団体が、「過労死を促進する」と強く反対しています。私たち労働者が健康でいきいきと働き続けられる「真の働き方改革」が求められています。
いつでも安心してかかれること 地域医療を守ること
高齢者人口の増加と医療・介護費用の増加を踏まえ、厚労省は「地域医療構想」を打ち出し、昨年、日赤をはじめとする公的医療機関に「2025プラン」の策定を求め、日赤本社も施設の強みをいかしつつダウンサイジングなども見据えて県ごとの調整会議への出席するよう指導しています。地域でいつでも安心してかかることができ信頼される医療機関であること、地域医療を守ることも労働組合の運動の一つです。
平和だからこそよい医療・福祉が実現できる
平和の課題では、昨年7月に「核兵器禁止条約」が採択されました。この条約が発動したら、条約参加国は、核兵器の開発、実験、生産、製造、取得、保有、使用、使用の威嚇などが禁止されます。ICRCも国際赤十字・赤新月社連盟もこの条約採決を歓迎しています。平和であってこそ、よい医療・福祉が実現できます。平和を守り憲法をいかす運動にも取り組んでいきます。
「賃上げしない」の態度に賃上げ回答勝ち取りました
2017年度賃金改定は中労委のあっせんを経て2018年3月実施で、双方、受諾しました。4月遡及にはならなかったものの「賃上げしない」と言っていた本社に賃上げを回答させ、年度内実施を勝ち取ったのは労働組合の力です。
職場に組合がみえる活動ができる1年にしましょう
今こそ、労働組合の役割は大きくなっています。そのためにも組織拡大強化3カ年計画2年度目標の達成と、そして職場に組合がみえる活動ができる1年にすることを心から呼びかけて年頭のご挨拶とします。 |