■働き続けられる職場へ
2017年末闘争を全力でたたかおう
10/9 全日赤2017年度
単組・地方協代表者会議
全日赤は10月9日、「単組・地方協代表者会議」を日本医療労働会館2階会議室で、31単組56名の参加で開催しました。中央執行委員会を代表し中村健一書記長が賃金・秋年末闘争のたたかいの補強を提起しました。
賃金・労働条件について
討論では、賃金について「署名に取り組んでいるがなかなかすすまない」「施設内で赤字宣伝が強調され、世の中が賃上げでも期待感すら持てない」など出され、施設の赤字は、労働者のせいではなく、政府の社会保障抑制の政策によるもので労働者の生活実態、働きに見合った賃金・一時金などを求めていくことを確認しました。また、時間外請求を上司が認めない、削る、請求させない実態が報告されました。
労働条件の課題では「救急を当直で対応しており違法状態である」「始業前より機械のたちあげや準備など業務をおこなっている」「ランチ研修は、時間外の対象にもならず、体も休まらない」「待機で自宅にいても拘束されているが手当もない」「月14日の夜勤者が何人もいて過酷な勤務。夜勤協定締結を」「準夜勤明けの勤務免除は必要」の等、ルールづくりが求められていることが強調されました。
また、非正規職員の差別的な賃金・労働条件の改善のたたかい、特に、来年4月から適応される有期雇用の無期転換について組合と一緒に申し入れ行動をおこなうなど、不利益にならないようにしていく取り組みの発言もありました。
組織の課題について
組織拡大・強化の課題では単組独自の役員研修や、連続拡大の経験が報告され、組合員に見える活動をしていこうと意思統一しました。
要求提出…10・27
回答指定…11・9
単組の要求提出日と争議予告日は、10月27日(金)です。回答指定日は11月9日(木)です。本部本社団交(11月9日)に申し入れをおこなっています。
各単組は回答指定日までに団体交渉を設定し、単組要求の実現を施設に迫ります。
10/10 本社要請行動
賃上げ必要! 本社は職場の声聞いて
全日赤は10月10日、24単組45名(本部・医労連・全国組合の仲間も含む)で、本社要請行動をおこないました。
労務時間管理は適切に
「時間外手当を請求しても上司が認めない、申請時間を削る、請求させない実態がある」「育短者が申し入れた時間で帰れず時間外を請求すると、看護部から指導された師長が育短者に『勤務時間変更(延長)』を再申請させた。希望していない部署への異動を匂わせ時間外請求ができない」「当番日は寝ずに勤務がつづく違法当直をしている。当直後も通常勤務がある。当直明けは勤務免除を」など、過酷な職場実態を訴えました。
非正規職員の差別はやめて
「業務命令で資格をとり、血液の照射をおこなっているが、非正規だからと特殊勤務手当がつかない。同じ業務をしていて差別ではないか」「非正規の問題は施設でと、本社は言うが、施設は『参考例にないので改善できない』とたらい回しにされている」と、非正規職員の問題を指摘しました。
夜勤改善他の課題
「夜勤専従でないのに月に14日の夜勤をおこなっている。このままでは死人がでてもおかしくない。月8日の夜勤協定の早期締結を」「月の半分以上の休みは暦日24時間もない。準夜明けは勤務免除にして」「夜勤中、患者の暴力により命の危険を感じた。特殊勤務手当の増額を」「化学療法など抗がん剤の暴露の危険がある。特殊勤務手当の対象に」「パワハラやメンタル不調になっても職員は施設を頑張って支えている。赤字の責任は労働者ではなく、医療制度の問題。職員みんなのがんばりに応えて賃上げを」など、本社に訴えました。
最後に全日赤は「次回、団交では前進回答を求める」と強く要請しました。 |