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 「少子高齢化」はすでに聞き慣れたといっても過言ではないが、日本にとって深刻な社会問題である▼国立社会保障・人口問題研究所が2017年に改定した「日本の将来推計人口」によると、2015年時点で1億2700万人を数えた日本の総人口が、40年後には9000万人を下回り100年も経たぬうちに5000万人ほどに減るという▼要因となっているさまざまな社会的背景やこれからの社会のあり方についてはメディアでも取り上げられている▼最近読んだ本のなかで労働人口減少への考え方の一つとして書かれていた内容を紹介したい。それは「24時間社会からの脱却」である▼日本の便利さは世界でも突出している。いまや正月でもほとんどの店は営業をし、コンビニエンスストアやファストフード店は24時間365日営業している。利便性が経済発展にもつながり、こぞって便利なもの・新しいサービスを追求した結果、私たちは便利な生活に慣れきってしまったように思う▼しかしその影で顧客の要求に応えるべく長時間労働など労働者へのしわ寄せも大きくなっている。本当に必要なものと過剰なサービスの選別はすでにはじまっていると書かれていたが今後さらに重要になってくるのではないだろうか。
(Tt)

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