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機関紙「日赤労働者」

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 「働かないアリは長期的な繁栄に必要」という結果が、北海道大学などの研究チームより発表された▼アリは集団で生活し、1匹の女王アリの他に沢山の働きアリがおり、えさを運んだり卵が細菌などに感染しないように表面をふいて世話をしたりしている▼研究では、よく働くアリばかりの集団では、皆いっせいに働きいっせいに休息するため、集団の存続のために必要な仕事を誰もこなすことができない時間ができて集団は絶滅する。一方、普段は働かないアリがいると、そのような時にいわば切り札≠ニして働きだして仕事を処理するため、集団が長く維持されやすいのだそうだ▼この一見不要に思える「働かないアリ」も、集団全体の長期的な繁栄に貢献していることが示された▼さて、人間社会ではではどうか。仕事が遅い、覚えが悪い労働者は「給料泥棒」、休みの日は家でゴロゴロは「人生の無駄使い」、弱者、年寄りは「お荷物」などと、社会の「不要」物扱い▼だが、仕事が遅いのは丁寧に作業しているからであり、見落としが少ないとか、患者の痛みを良く聞き取っているなど必要面もあるのではないか。スピードや効率が何かと優先される今、この「一見不要に思える」物事を一度ゆっくり見直してはどうだろう。(Kw)

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