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機関紙「日赤労働者」

春期決着めざし本社に要請

 全日赤は4月20日13時から、2015年春闘第2次本社要請行動を13単組32名でおこないました。要請では最初に「大幅賃上げと賃金改善を求める」職員・家族署名を提出しました。

職員のがんばりに報いるには賃上げ

 「4月から俸給表下がった。賃下げされても仕事の質は下げられない」「大手は賃上げをしている。職場で頑張っていることに報いるには賃上げしかない」「保険料・消費税も上がり生活厳しい。借金しながら生活する職員もいる」「春の段階で本社独自の考えで賃上げ回答を」「夜勤明けで新人指導や委員会などマイタイムでしている」「看護師の賃金は低すぎる。夜勤や時間外手当があって、やっと生活出来る」「救急外来は、暴露や感染の可能性が高い。特殊勤務手当をだして」「患者さんは『看護師さんは忙しそうだから』と言う。スタッフ同士フォローしあうゆとりがない」「同じ仕事をしているのに嘱託職員は正規職員と比べ4号俸低いなど待遇が劣っている。労働契約法20条でも不合理な取り扱いは禁止している。本社からも指導をしてほしい」「私たちの後ろにはたくさんの職員がいて、その後ろに多くの患者がいる。切実な職場の訴えに答えて欲しい」

育短者の半数が時間外を請求できず

 「全日赤が緊急に取った育短者の時間外労働のアンケート(85名が回答)では約半数が申請した時間を超えて働いていても申請できていない」「育短者は夜勤出来ないわけではないと週1回夜勤に入っている。師長は『あなたがやらないと他の人の負担が増える』と言われると夜勤せざるを得ない」「育休3年希望したら看護部が『看護部のためにもあなたのためにもならない』と短くするよういわれ、退職を決意」など実態が出されました。また、「組合掲示板の設置を要求し交渉中。解決するよう本社からも指導してほしい」と要請しました。

日赤本社の態度

 本社は、「明後日2回目の交渉を控えており、伺ったことを踏まえて交渉する。育短・育休は正しく活用できるよう指導していく。組合掲示板については労使で解決できるようよく話し合うスタンスに変わりない」と回答しました。
 全日赤は、22日の団体交渉で誠意ある回答を要求し、要請を終了しました。

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