■15春闘
賃上げ、労働条件の改善を
3・2本社要請行動
3月2日15時より、10単組30名(本部・医労連も含む)の参加で「賃下げ反対・賃上げ、夜勤改善」を始めとする労働条件改善の回答促進のため、本社要請行動をおこないました。
初めに、日本医労連・全国組合協議会の各使用者団体に対する春闘回答促進行動の一環として、回答指定日に誠意ある回答をおこなうよう医労連原英彦副委員長が申し入れ書を手渡し、「15春闘での賃上げ、労働条件の改善」を強調しました。日赤本社は「中身を拝見して対応したい」と答えました。
職場の実態訴える
参加者からは「4月の新採用予定者は退職者より50名少ない。熟年層が退職し医療の安全性が保てない」「調理師や看護助手など賃金が低すぎる。45時間超えの時間外労働もある。低賃金が長時間労働を助長している」「夜勤協定あるが守れない職場が増えている」「新人が時間外労働を請求できない雰囲気がある。仕事を習うのも仕事だ」「育短者が申請した時間に終わらず、時間外労働しているが『育短だから時間外は請求できない』と言われる」「育短者が時間外労働で実際働いているのに一時金が申請した時間で減額査定されている」「職場では週休が1人10日たまっている。本社もどうしたらスタッフが確保できるのか一緒に考えてほしい」「わずかな差額でも職員が笑顔になった」「働き続けられる職場にするためにも賃上げは必要」など、職場の実態を訴えました。
誠意ある回答を求める
本社は、「夜勤課題、人手の問題、育短のこともあったが、今春闘は賃上げを要求していると。3月の交渉を皮切りに交渉重ねていきたい」と回答しました。職場にはびこる法律違反の実態について全日赤が強く追及したところ、本社は「事例ごとにコメントできない。回答は差し控える」と法律違反はダメという当たり前のことすら答えませんでした。全日赤は、「参加者の思いを十分受け止めて次回団交では誠意ある回答を求める」と強く要請しました。 |