全日赤 日本医労連全日本赤十字労働組合連合会 働くものの権利を守り、患者さんが安心して医療・看護を受けられる日赤を 全日赤 日本医労連全日本赤十字労働組合連合会 働くものの権利を守り、患者さんが安心して医療・看護を受けられる日赤を
全日赤紹介
全日赤の考え
機関紙「日赤労働者」
単組・地方協の取り組み
全日赤の動き
専門部
組合用語集
リンク集
カレンダー
会員専用
個人加盟労組のご案内
 
 
ホーム 戻る
HOME機関紙「日赤労働者」目次>機関紙「日赤労働者」
機関紙「日赤労働者」

年頭の挨拶
日本医労連中央執行委員長 中野 千香子

 あけましておめでとうございます。
 昨年は、安倍暴走政治とのたたかいだったと言っても過言ではありません。国のあり様を左右する重要な問題で、国民過半数の反対の声をなぜ無視できるのか、本来の政治家としての資質が皆無の人です。それでも私たちの運動は、例えば労働者派遣法の大改悪を2回の国会で廃案にするなど、幅広い労働者や国民の共同で暴走にブレーキをかけてきました。巻き返しをねらう政府や財界との真っ向勝負、それが今年です。
 政府は、派遣法大改悪の再提出と、「残業代ゼロ」などの労働法制大改悪を今年の通常国会に出す予定です。日本医労連は、昨年5月にILO・フランス視察、11月にはオーストラリア視察を行いました。そこで明らかになったのは、日本の異常な働かされ方です。16時間以上の夜勤や、インターバル8時間未満、1人夜勤などは、人のいのちをあずかる医療・介護にはあり得ない体制です。ILO看護職員条約に関わる専門官は、「人員不足をオーバーワークで補う悪循環は断ち切らなければならない」と断じました。またオーストラリアでは、看護職員と患者の比率を堅持し、暴力や腰痛から看護職員を守るための施策が整備されています。低賃金が放置されているのも、労働条件が劣悪なのも大本の原因は1つ、医療・社会保障を軽視する日本政府の姿勢です。
 今年はひつじ年。ひつじは、聴力も視力も良いのだとか。水平に細い瞳孔が優れた周辺視野を確保し、頭を動かさなくても自分の背後が見えるのだそうです。私たちも仲間の声を良く聞き、視野を広くもって、専門職として当たり前の賃金、人間らしく働く権利の獲得を、仲間とともに改善させましょう。

このページのトップへ戻る

Copyright(c)2006 全日本赤十字労働組合連合会 All rights reserved.