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機関紙「日赤労働者」

働きつづけられるルール確立めざし全日赤を強く大きくする一年に
全日赤中央執行委員長 森田しのぶ

 新年あけましておめでとうございます
 日頃、全国の皆さんが職場・地域での様々なご奮闘に敬意を表します。

2014年末の衆議院選挙

 昨年末の衆議院選挙では、自民公明が2/3議席を維持。しかし、戦後最低の投票率が示す通り決して民意とは言えず。今後の運動で社会を変えましよう。
 第2次安倍政権当時、国民大半が反対しているにも関わらず、特定秘密法を強行採択し昨年12月10日に施行、集団的自衛権行使容認の閣議決定を行うなど、日本を再び「戦争する国」へと推し進めています。その一方で、国民は、増税、医療・社会保障の負担増・給付削減、長引く不況で、「貧困と格差」は拡大し、憲法25条で保障されている『生存権』『健康権』が脅かされています。

長時間労働の負担軽減へ

 全国の職場・地域で奮闘してきた結果、厚生労働省は、『雇用の質』向上のために「5局長通知(2011年)」、「6局長通知(2013年)」を発出、また、日本看護協会は20代看護師2人の過労死認定後全国的な調査を実施し、2013年2月に「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」を発表しました。日赤本社も2013年8月に同様のガイドラインを発行しました。職能団体・日赤本社も不十分ながら夜勤・長時間労働の負担軽減に動き出しました。
 しかし、職場は、長時間労働・夜勤、休暇も十分に取れず疲弊し、慢性的な人手不足の解消には至っていません。

海外から学び実践に向けて

 昨年、ILO・フランス・オーストラリアの視察に参加する機会を得、基本は、「労働者が健康で安全に働くことが、安全・安心の医療を提供出来る」という事で、労働条件や様々なことが考えられており、いかに日本が、労働者・国民犠牲の上に医療・介護・福祉が成り立っているかを考えさせられました。
 ILO(国際労働機関)の今世紀目標である『ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)』は賃金・労働条件・職場の安全と社会保障充実を含めて、働くルールを促進しています。平和で、人間らしい尊厳ある生き方・働き方・暮らし方が出来る社会の実現で、憲法とディーセント・ワークが職場・地域の隅々で活かされるために、質・量ともに強く大きい全日赤をつくりましょう!
 今年一年、皆さんのご多幸を祈念いたします。

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