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機関紙「日赤労働者」

14春闘 世間は賃上げ 本社団交で迫る
今こそ「4万円賃上げ」要求 実現めざし運動を強めよう

 全日赤本部は3月12日、10時から2時間10分にわたり、日赤本社と「全日赤2014年春闘統一要求書」及び年度統一要求書に対する団体交渉をおこないました。

 3月12日の回答集中日に、自動車・電機などは軒並み賃上げ有額回答を引き出しました。それを背景にした団交でしたが、本社は「世間並み賃金を確保すること」、「職員の生活を守る立場に変わりはない」としながら、「今は世間の春闘情報を集めて分析している段階であり、世間の動向を見極めて判断したいので、今回は具体的回答を差し控える」との回答を繰り返しました。
 全日赤は、「この間も税金や水光熱費などが値上がりをしている。この4月からは消費税もアップし、増税となる。認識がまったく違う。春闘情勢は賃上げだ! 回答を控えるのは許せない。労働者の生活がかかっている」、 また、「いま、具体的な回答が出来なくても、賃上げの姿勢を示すべきだ。それが働く職員への本社のとるべき態度だ」と強く追及しました。
 全日赤は、4月21日に本社要請行動をおこない、翌22日の団体交渉でさらに本社を追及していきます。単組では「今年は賃上げ必要」の世論を広げ、賃上げ署名を集めきりましょう。

3・13全国統一行動

“もう我慢しない”1時間時限ストも

 全日赤は、3月13日の全国統一行動(1時間ストライキ)を背景に、日赤本社と団体交渉を12日におこないました。しかし本社はこれまでと同様に、賃上げに対する態度すら示しませんでした。全日赤は組合員の要求に応えない本社の態度に抗議をして、「1時間の時限ストライキ」を決行しました。
 同日は全労連および医労連の「増税反対・大幅賃上げ」統一行動日でもあり、シンボルカラー(黄色)の「黄色ベア」のシールを張ったり、黄色寄せ書きをしたりと、趣向をこらした単組の取り組みがおこなわれました。
 なお、この統一行動には、31単組(スト実施16単組、集会7単組、朝ビラなどの諸行動が8単組)が結集しました。

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