■ネットワーク
10月中旬、安保破棄中央実行委員会主催の基地闘争全国交流集会に参加するため沖縄へ▼那覇市から2時間、広大な自然のジャングル地帯である本島北部高江に米軍北部訓練場はあり、米軍が新たに6カ所の「ヘリパッド」を新設することに住民が日夜座り込みを行い反対しています。この座り込みを、国は“工事を妨害している”とし那覇地裁に住民を訴えました。いわゆるSLAPP訴訟です▼高江の後には辺野古へと向かい基地移設反対のテントを見学。調査船が侵入したときは多くのカヌーで撃退し、座り込みや監視で工事着工を阻止しています▼3年前には辺野古への新基地反対を訴える稲嶺市長が誕生しました。稲嶺市長は挨拶で、国からの基地収入である再編交付金がなくても名護市が経済活動を進めることは可能であると、来年1月の名護市長選の勝利決起を訴えました▼10月4日、小野寺防衛大臣は普天間飛行場の移設先として辺野古への新基地建設を強い意志で臨むとしました。沖縄は日本の縮図だと言われます。不平等な日米関係の矛盾の前に、日本の民主主義がねじ曲げられていると痛感しました。あきらめず闘う沖縄県民の姿に、自身の日常の闘いの励ましとパワーをもらいました。沖縄へ励ましに行くはずが、逆に励まされることになる貴重な体験でした。(Ym)
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