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機関紙「日赤労働者」

単組役員研修会開く
組合活動の基本や情勢学ぶ

 6月8日〜9日に、第9回単組役員研修会が開催されました。13単組本部含め35人の参加がありました。初日、最初の講義は本部和田敏幸中執が、「組合活動のAtoZ」の講義で全日赤の歴史を振り返りながら、日常の組合活動を紹介。また、基本的な労働に関する法律、長野単組の歴史や医療産別以外の労働組合の紹介などで、わかりやすく好評でした。
 続いて、金沢大学教授の横山壽一先生が、「安倍政権の政策動向と社会保障をめぐる情勢」との内容で、政権交代以降の社会保障や憲法改悪に関する政治情勢を解説して頂きました。
 現在の選挙制度は民意を正しく反映させておらず、現政権は決して国民多数が支持してできた政権ではないことや、憲法9条改悪を狙った憲法96条改悪に関すること、社会保障やTPPの内容こと、現状の情勢について分かりやすい話でした。
 初日最後の講義は、医労連木口書記次長による「医労連共済推進の意義と取り組み」で、組合活動の基本でもある助け合いの共済事業の重要性や、民間保険との違い(低い掛け金で大きな保障ができること)など実例をだしながら説明され、「組合員を増やす手段として活用させて頂きます」との感想がでました。
 2日目は、代々木病院精神科医師の天笠崇先生による「ハラスメントが主たる理由による休職者に対する職場復帰支援」で、パワハラの現状と臨床の事例などをだしながら、休職者の復帰支援と労働組合や安全衛生委員会の取り組みを話していただきました。参加者からは、職場の事例について、対応や解決策、講義の内容に関する質問などが相次ぎ、天笠先生からは、質問に対し丁寧に解説して頂きました。その後全体討論をし、研修会は無事終了しました。
 今回の研修会には、初めて参加した青年も多くいました。また、開催場所のマホロバマインズ三浦について、参加者から「海が綺麗に見えて、とても良い場所であった。またきたい」など、とても好評でした。

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