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機関紙「日赤労働者」

学びと癒しでリフレッシュ
全日赤女性部が交流集会

 全日赤女性部では、12月15日(土)〜16日(日)に熱海・アカオリゾートホテルで女性交流集会を開催しました。全国から本部を含む10単組23名の参加者がありました。

「参加型寸劇」でハラスメント学習

 初日は、日赤職場で昨今非常に問題になっているハラスメントについて、東京で被害女性の相談を数多く受けられているカウンセラー・山尚子さんを講師に迎え、ハラスメントの定義や構造を学びました。
 山先生によるとハラスメントを行う加害者の目的は対象となる人への“攻撃、支配”であり、被害者の目的である“意思の疎通(コミュニケーション)”とは目的が異なる構造があり、両者が交わることは無いとし、被害者の努力では解決はできない問題だと話されました。
 そして、誰でも加害者になり得るということを参加者が加害者役、被害者役に分かれて行う参加型寸劇(ロールプレイング)で学びました。また、被害の相談を受けた際に2次被害にならないよう被害者に寄り添う対応の仕方や、必ず対面での相談を心がけるようにすることなど、組合で対応する際のポイントも教えて頂きました。
 講義中には参加者から「加害者を変える方法はないのか?」という質問が出て、山さんは「加害者を変えるのは非常に困難。その時間を取るより、被害者ケアをした方がよい」という被害者ケアの重要性を話されました。
 2日目は、事前の女性部の意見から「癒やしの企画として」ホテルに併設されているハーブ園で、ハーブ石けん作りを企画し良い香りに包まれながら皆思い思いの石けんを作りました。

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