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機関紙「日赤労働者」

川島みどりさん講演に感銘
 “自分の看護に自信持てた”
 看護の原点と未来は…
 全日赤の学習交流集会開く

 5月19日〜20日にかけて、全日赤看護学習交流集会を開催し、延べ19単組46名が参加しました。初日は日本医療労働会館2階会議室にて、川島みどり氏を講師にお招きし、「看護の原点と未来」と題して講演していただきました。

「療養上の世話」を見つめ直す必要性

 いま看護助手への業務転嫁の一方で特定看護師などミニドクター創設の動きの中で、今だからこそ看護の原点を見つめ直し、どのような未来を展望するのかを学びました。講演では、チーム医療の中での看護師の専門性について、二大看護業務ある「診療の補助」と「療養上の世話」で、後者について見つめ直す必要があることが語られました。
 また「看護は見えにくいものである。例えば、75歳以上の患者で寝たきり状態・見当意識レベル低下・経口摂取不能・会話なしを放置すれば肺炎になり医療行為が必要となるが、3時間おきの体位変換・1日4回のマウスケア・スクィージングドレナージを実施すれば何も起こらず医療行為もなく看護が見えない」と説明があり、「看護実践は看護師の行動を通じて見えてくる」ものであることを学びました。

「テアーテ」の理念「感動した」の声…

 「たかが清拭と言うなかれ、本当の清拭は医薬にまさるとも劣らない」など先生の徹底した「テアーテ」の理念に、参加者からは「感動した」「日頃の看護を見つめ直すよいチャンスになった」「自分の看護に確信が持て後継者に自信を持って継承できる」などたくさんの感想が寄せられました。
 講演の最後に「語ろう看護の喜び。患者の可能性に働きかける看護の可能性を、身体ツールをフル稼働させた看護実践の喜びを、患者の権利としての看護を確立するために」と呼びかけられました。

アメリカの医療・看護の実態再確認

 初日の後半は、政府が推し進めているTPP参加を許さないために、映画「シッコ」からアメリカ型の医療・看護の実態を再確認し、アメリカ主導のTPPがもたらす皆保険制度の解体による医療崩壊の実態を学びました。

5局長通知を活用 増員を勝ち取ろう

 2日目は、・チサンホテル浜松町の会議室にて「5局長通知を生かして職場の増員を」と題して、日本医労連書記次長の原英彦氏より、私たちの運動により勝ち取った5局長通知とそれを活用して職場の増員に結びつけるためのたたかいについて話してもらいました。その後、職場の問題について報告し合い交流を深めました。

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