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 青年担当になって初めての会議。緊張の中でも有意義な時間を共有し、同世代との意見交換や現状を話し合えたことは良い刺激で青年部活動の重要性に気づかされた時間だった▼帰りの駅構内。それは札幌・釧路間の全線復旧を伝えるアナウンス▼しかし…線路上で鹿と衝突した特急電車。立ち往生した列車内で身動きできない僕をしり目に、外には鹿の群れとスムーズに流れる車。安堵から落胆と諦めへのスイッチが切り替わる▼1時間以上遅れ、新夕張駅に到着した時であった。1人の男性が降りようとしたが、人ごみの中移動するも進めず、閉じる扉。男性は立ち尽くす…▼列車が発車しかけた瞬間に、僕は声を発して「SOSボタン」を押した。押すしかなかった。その瞬間に列車は急停車。響き渡るアラームの中で冷や汗をかいた。男性は無事に降りることができた▼車掌が慌ただしくやってきた。「怒られる…」。事情を話すと、数人の初老の男性が僕を擁護してくれた。「降りたか確認していればこんなことにはなっていない」と。列車が出発した後で、お互い苦笑いをした▼どんな状況でも安全かつ確実に乗客を移送する。それが安心を生み信頼を得る。それは僕たち医療職にも通じることなのかもしれない▼車窓をみると、もうすぐ釧路。安堵の気持ちとなる。(釧路・OK)

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