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機関紙「日赤労働者」

20代前半の組合員結集に沸く 第22回青年代表者会議

 滋賀県大津のアヤハレークサイドホテルで11月26日(土)から27日(日)に全日赤第22回青年代表者会議をおこないました。全国から11単組総勢27名の参加があり、今年は特に20代の若い組合員の姿も目立ちました。

模擬団交で組合学ぶ

 1日目は青年常任委員が満を持して立案、企画、主演した寸劇「模擬団交」を披露しました。ストーリーは、病棟で起こった師長さんの年休制限から若い職員の不満が爆発。未払い残業代と年休制限の撤回を交渉すべく組合に加入し要求書をつくり若い職員自らが団体交渉に参加するというものです。
 リハーサルを重ね、常任委員の英知を結集した成果もあり、参加者からは「とても分かりやすくおもしろかった」「非常に良かった」「楽しみながら学習出来た」との感想が寄せられました。

職場の悩みを共有

 班別ディスカッションでは全国の施設の状況や若い職員の職場での位置、組合活動への関わり方を話し合い、「年休が職場の雰囲気で取得の有無が変わってくる」「就業時間前の時間外請求はまったくしていない職員が大多数」等、全国の職場に共通する悩みを共有し話し合いました。日ごろは関わらない日赤他施設の状況や組合活動を知ることで議論を楽しんだという声が聞かれました。
 夕食交流会後の2次会では、一つ部屋を貸し切り参加者者全員が参加し、朝3時を過ぎるまで飲み続け若さを発散させました。

医労連青年協に結集

 参加者の結集が危ぶまれた2日目は、無事全員が出席し青年協議案提案と方針の確立をおこないました。
 今年開催された日本医労連全国アクトが映像で報告され、近年、全日赤各単組が県医労連青年部との関わりが薄くなっている現状と医労連青年協への結集の課題も提起されました。
 各地方協の取り組みの中では、東北地方協の盛岡から震災救護の状況が詳細に報告されました。大震災で自らが被災地となり、そして救護班を送り出し続けた盛岡日赤の状況は、今後の非常時に災害救護を担うかもしれない参加者にとって貴重な報告でした。
 また、2012年9月22日(土)から24日(月)開催が決定したリブ・ヤングを九州・長崎で開催することから、長崎単組出身の庄籠常任委員が熱烈なアピールをおこないすべての若い全日赤組合員の長崎リブ参加が訴えられました。
 今回は20代の組合員と中堅層組合員の入り交じる会議になり、多くの活発な議論や報告ができ、今後の青年活動への期待を感じさせるものになりました。

青年協11年度役員体制
議 長 古川智巳(安曇野)
副議長 庄籠直美(長崎)
常任委員  
  森 千春(室蘭血)
佐藤 有紀(盛岡)
北之園沙織(成田)
坂口友里恵(山田)
山城 圭進(松江)
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