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機関紙「日赤労働者」

国民とともに医療を守ろう 11・20デモンストレーション ドクターから発信

 雨上がりの11月20日(日)、東京・日比谷野外音楽堂に全国から800人の医師・歯科医師を含む2500人が参加し、「震災復興・医療再生ドクターズウォーク」が開催されました。「ストップ・ザ・医療崩壊!」を訴え、医療再生の一歩を踏みだし大きな世論にしようとするもので、全日赤からは全国から13名が参加しました。
 冒頭、植村直人実行委員会事務局長(全国医師ユニオン代表)が挨拶し、「医療崩壊と言われて久しいが現場の医療スタッフは足りていない。医療費抑制政策で診療所の経営も危なくなっており、その上に国民皆保険を危うくするTPP(環太平洋連携協定)の話まで出ている。ヨーロッパでは医師自らが体を張って医療を守る運動を起こしており、日本でも国民とともに医療を守る国民運動をつくろう」と訴えました。
 集会では各地の医師が登壇し、福島・生協いいの診療所の松本純所長が震災救護の現状に触れ「復興を妨げ、格差をさらに広げるTPPはとんでもない」と訴えました。
 集会後、参加者は銀座をデモ行進し、医療再生の一歩へと声をあげました。

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