■やったね組織増 組織減に歯止めかけ 全ての方針案とスト権を満場一致で採択・確立 全日赤第66回定期全国大会開く
全日赤は、第66回定期全国大会を7月9日(土)〜11日(月)の3日間、静岡県浜松市で開催し、代議員・オブザーバー・役員など42単組144名が参加しました。第1号議案の2011年度運動方針と第2号議案の2011年度財政方針及び第3号議案の非正規職員組合員の連合会費新設を満場一致で決定し、2011年度統一要求及び2011年秋年末統一要求に対するストライキ権も満票にて確立しました。また本部役員選挙において、候補者全員が信任されました。
大会は、伊藤中央執行委員の開会あいさつ、岡田中央執行委員長のあいさつにつづき、来賓の日本医労連・田中執行委員長より情勢にふれたあいさつをいただきました。今大会は、ここ数年間組織減少傾向が続く中で、2010年度は組織減に歯止めをかけ、増勢で迎えることができました。そして大会期間中も3単組4名の拡大が報告され、参加者への大きな励ましにもなりました。また、「3・11東日本大震災」で被災した石巻単組も出席し、全国からの支援へのお礼と、元気に医療・看護を支えていることを報告しました。
第1号議案について
中村書記長が第1号議案「2011年度運動方針」の提案をしました。討論は課題別に行い、発言は、2名の質問と本部発言を含め全体で77名(前回73名)。内訳は、東日本大震災での石巻単組の報告1名、(1)生活改善をめざす賃金・一時金の課題で18名、(2)安全で安心な医療・社会保障充実のたたかい1名、(3)「合理化」反対、増員・労働条件改善のたたかい21名、(4)看護要求実現の課題で11名、(5)組織拡大・強化、医労連共済の課題で14名、(6)平和と国民共同の課題で1名、(7)階層別・分野別の課題で8名でした。発言は議案を補強する立場で、単組の職場に依拠し、工夫をこらした豊かなたたかいの報告と、統一闘争やたたかい方についても意見が出されました。大会3日目におこなわれた採決では、出席代議員100名全員の満場一致で可決されました。
第2号議案について
河野書記次長より第2号議案「2011年度財政方針」の提案を行いました。齋藤まり子会計監査から監査報告がおこなわれ、会計報告が拍手で承認されました。討論では、1名からの質問・意見が出されました。第2号議案の採決結果は、出席代議員100名全員の満場一致で可決されました。
第3号議案について
河野書記次長より第3号議案「非正規職員組合員の連合会費」の提案を行いました。討論では、2名からの質問・意見が出されました。3号議案の採決結果は、出席代議員100名全員の満場一致で可決されました。
ストライキ権について
ストライキ権の範囲は、全日赤2011年度統一要求および全日赤2011年秋年末統一要求、日本医労連重点要求とし、スト権投票を行いました。投票結果は、出席代議員100名のうち反対:0、無効:0、賛成:満票で、スト権は確立しました。
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