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機関紙「日赤労働者」

よりよい看護めざして 看護学習交流集会に17単組40人 口腔ケアの具体的講義や実技も

 5月21〜22日、東京医療労働会館で2011年看護学習交流集会を開催し、17単組40名が参加しました。
 まず初めに、「病気は回復過程である〜ナイチンゲール『看護覚え書』より」の上映会を行いました。上映にあたり映画監督の今泉文子さんから、この映画を作成したいきさつや思いを語ってもらいました。
 『看護覚え書』は150年前に出版されたのですが、その精神は今にも通じるものがあり、参加者から「看護を振り返る機会となった。再度読んでみたい」との感想が寄せられました。
 続いて、口腔ケアの学習会では、大分単組の歯科衛生士の高藤千鶴さんと木村ひとみさんが症例や院内の研究のデータをもちいて、口腔ケアの具体的な方法や道具の使い方、体操などわかりやすく講義していただいきました。
 その後、2人一組になって、実技では、口腔内を湿潤させる薬剤の使用法や磨き残しのポイントを押さえて、時間を掛けずに、患者に負担のかからない技術を学びました。職場ですぐに使える技術だったので「職場で伝達講習をして、全体の技術としたい」との感想がありました。
職場問題話し合う
 2日目は、職場の問題を出し合いました。7対1看護基準のため職場間のリリーフで頭数を揃える現状では、看護師の能力が発揮できず、手厚い看護になっていないことが報告されました。また、ケアワーカーや看護助手が患者のケアにあたり、看護師は書類整理に追われている現状が出されました。
 今の診療報酬や病院のシステムの中に患者の存在が明確でないことが問題であり、今の看護体制は「患者にとってどうなのか」「私たちの看護はこれでいいのか」の視点で改善していく必要であると思います。

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