■第２５回 リブ・ヤング・オータム ｉｎ 信州 戸隠 “すべての企画がおもしろい” 参加者も要員も みんな主人公
９月１８日（土）〜２０日（月・祝）にかけて「全日赤青年のための青年による青年交流集会」が長野県戸隠で行われ、参加総数８１名（講師、小学生低学年２名含む）で２泊３日、大いに遊び、交流しました。
宣伝で参加者組織
事前の宣伝を徹底し、常任委員自らが各地方協内単組役員に参加要請。開催地である北信越地方協の財政活動、地方協ごとの参加目標を各会議で周知するなど呼びかけ・集約に力を注ぎ、全国から１００名参加の目標は達成しませんでしたが、第２４回リブ（７６名）を上回る参加者を迎えることが出来ました。
開催週初めは信州方面があいにくの曇り続きで企画内容の変更の心配が懸念されましたが、当日はうっすらと光が雲の間から差し込む良い具合の天気に恵まれ、要員全員がホッと胸をなで下ろしました。
職場に欲しい人だ
初日は全日赤前中央執行委員長太田千枝子さんの記念講演｡｢わかい人に伝えたい事」と題し、長野日赤で看護師として勤め、全日赤中央執行委員長にまでなった太田さんの組合活動の半生をお話していただきました｡｢太田さんみたいな看護師の先輩が職場にいて欲しい」との感想もあり壮大な歴史を感じる講演でした。
労働条件、よく討議
講演後には全国的に広がる看護師の２交替勤務についての是非の質問が出て、太田さんは「現在の３交替職場でも勤務割りの仕方でつらくも楽にもなる。１２時間や１６時間の長時間夜勤の体に与える有害性は明らかだが、まず各職場での議論が必要。施設側の勝手ではなく、自分たちの労働条件は自分たちで決めることを第一に話し合ってほしい」と、丁寧に答えて下さいました。
超楽しい会だよ〜
その後の夕食交流会では現地実行委員会の男性組合員がＡＫＢ４８に扮した歓迎パフォーマンスを行い、京二単組の飛び入り物まねショーなど何が起こるか分からないリブの初日に相応しい交流会になりました。長野単組の１泊予定だった組合員から、「組合行事だしもっと堅いと思っていた。こんなに楽しい会だとは思わなかった。２日目も泊まっていきたい」とのうれしい声もあがりました。
戸隠神社で癒され
２日目は、朝から日本３大スピリチュアルスポットでもある戸隠神社奥社へ移動。参加者の大半が“よかった”と、ダントツ１位になった林道から奥社までのオリエンテーリングは樹齢何百年かの巨木の群れの間を小人になったような錯覚に陥りながら歩き、自然の雄大さを存分に楽しみました。
昼食は長野の名産でもあるソバ打ちを行い、生地がしわになったり破れたりのハプニングもありましたが、班ごとの茹でたソバの長さ比べで奮闘し、最後はおいしく食べました。
チームワークが鍵
昼食後は宿泊施設であるホテルアゼィリア飯綱の体育館でカナダ発祥というスポーツ「キンボール」大会を開催。初めて挑戦する謎の「キンボール」は、聞けば簡単に感じるルールの割に班の息の合い方で加点の対象が動くスポーツです。苦戦したり、チームワークが強くなったりと、班員の距離がぐっと近くなる時間でした。
「キンボール」で汗を流した後は、おいしいＢＢＱの夕食。要員でもある調理師の組合員が焼いたＢＢＱを楽しみつつ班交流を行いました。
要員も楽しんだよ
戸隠の秋の夜は少し肌寒い空気が山から訪れ、人工的な光のないホテル周辺は５メートル先が手探りになるほど真っ暗になります。そこで、食事後は現地実行委員＆常任が総力を結集して企画した「肝試し」を行いました。ほとんどの要員がお化けや宇宙人に扮し、指令を受けチェックポイントを探しゴールを目指す参加者の行く手を塞ぎます。
チェックポイントにたどり着く前に恐怖のために断念し引き返した参加者も出て、静まり返り真っ暗になったホテル周辺からは悲鳴や奇声、時々笑い声が上がり、最後の夜を要員を含めた全員が一つとなって楽しみました。
飲み語り尽きず…
その後の交流会では２次会部屋として開放した大部屋には、明け方まで飲み語り明かす強者も出てきましたが、最終日の閉会式には体調不良や寝坊はありませんでした。
友情と思い出をお土産に
リブ記念の手形を押して作るタペストリーも順調に制作でき、閉会式での班対抗の取得点数でランキングされた記念品贈呈は大きい、小さいという物だけでははかり知れない３日間の班員の助け合いと、失敗や励ましあいの思い出をみんなが感じあう場になりました。
終了後の感想には「すべての企画がおもしろかった」「２泊３日楽しく過ごせました」「参加する前は堅苦しいイメージがあったけどとても自由で楽しかった｣｢他の地域の日赤の人と話せるのが良かった」などなど、本当に楽しんだ声を受け取り、要員への激励も数多く寄せて頂きました。
準備から開催まで丁寧に下見や企画を多くの仲間と作り上げた今回のリブは、参加者の皆さんと作りあげみんなで楽しんだ素晴らしい３日間でした。参加された方も、今回は参加できなかった方も、ぜひ次回、要員、参加者として関わって頂ければと思います。 |
