■あきらめず 団結こそパワーの源 全日赤第65回定期全国大会開く 怒りを要求に、増員・夜勤制限で働き続けられる職場に
全日赤は、第65回定期全国大会を7月23日〜25日の3日間、愛知県蒲郡市で開催し、代議員・オブザーバー・役員など145名が参加しました。改正育児・介護の協定化を含む第1号議案の2010年度運動方針と第2号議案の2010年度財政方針を満場一致で決定し、2010年度統一要求及び2010年秋年末統一要求に対するストライキ権も満票にて確立しました。また本部役員選挙において、候補者全員が信任されました。
冒頭、藤田中執から議長団選出の後、岡田委員長の情勢にふれた挨拶、来賓の日本医労連小池書記次長から「全日赤が力強く前進することがパワーとなる。ともにがんばろう」と挨拶をいただきました。
第1号議案について
第1号議案は、中村書記長より提案。昨年末の一時金削減攻撃について組合員の声に依拠し粘り強くたたかった結果、削減は余儀なくされたが、職場諸要求の前進を勝ち取ったことなどが報告されました。また、2つの組合が誕生し「要求で団結する」ことの大切さを改めて確認しました。
討論は課題別に行い、発言は1名の質問と本部発言を含め、全体で73名(前回78名)。内訳は、(1)生活改善めざす賃金・一時金闘争課題で17名、(2)安全で安心な医療、社会保障充実のたたかいで3名、(3)「合理化」反対、増員・労働条件改善のたたかいで13名、(4)看護要求実現の課題で11名、(5)組織拡大・強化、医労連共済の課題で14名、(6)平和と国民共同の課題で4名、(7)階層別・分野別の課題で11名でした。発言は、議案書を補強する立場で単組の粘り強いたたかいの報告がされました。
第1号議案の採決は、大会3日目に行われ、採決結果は次のとおりです。
出席代議員109名全員の満場一致で可決されました。
第2号議案について
大会3日目に河野書記次長より会計報告および予算案の提案を議案書に沿って行い、非正規の連合会費については、次期大会で決定できるよう検討を開始し、春の中央委員会において予備提案することも提案しました。齋藤まり子会計監査から監査報告が行われ、会計報告が拍手で承認されました。
第2号議案の採決結果はつぎのとおりです。
出席代議員109名、うち反対:0、保留:0、賛成:全員、満場一致で可決されました。
ストライキ権について
ストライキ権の範囲は、全日赤2010年度統一要求および全日赤2010年秋年末統一要求とし、日本医労連の統一要求の批准も併せてスト権投票を行いました。投票の結果は、つぎのとおりです。
出席代議員107名、うち反対:0、無効:0、賛成:満票で、スト権は確立しました。 |