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 喫煙とがんとの関係については数多くの疫学調査や動物実験がおこなわれてきた。その結果、肺がんや虚血性心疾患、妊娠異常など、喫煙との因果関係があると判断されている▼そしてたばこが原因となって死亡している人数は、喫煙者の二人に一人。全世界で年間約三〇〇万人と報告され、一日あたり八千人余の人命が失われているというから驚きだ▼またお酒は、適量であればストレス解消やリラックス効果が期待できるが、飲み過ぎれば肝臓やすい臓に悪影響を及ぼす。そして、禁煙や節酒が国を挙げて叫ばれている▼一方、労働安全衛生法で有害業務に指定されている夜勤についてはどうか。学術研究では、夜勤が長時間になればなるほど、疲労増大、負傷・事故リスクの倍増等々明らかにされており、WHOも発がんリスクに夜勤を追加した。が、夜勤制限は進んでいない▼それどころか、三交替より長時間(16時間等)夜勤の二交替制導入が進んでいる。しかしこれは、有害性に目を向けるならば、一日二〇本に止めていたタバコを四〇本に、二合の酒を四合に倍加するようなものではないか▼「まとめて休めて身体が楽(のように感じる)」だからと、有害性やリスクの倍増を見過ごすわけにはいかない。働き続けられる夜勤への見直しが必要だ。

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