全日赤 日本医労連全日本赤十字労働組合連合会 働くものの権利を守り、患者さんが安心して医療・看護を受けられる日赤を 全日赤 日本医労連全日本赤十字労働組合連合会 働くものの権利を守り、患者さんが安心して医療・看護を受けられる日赤を
全日赤紹介
全日赤の考え
機関紙「日赤労働者」
単組・地方協の取り組み
全日赤の動き
専門部
組合用語集
リンク集
カレンダー
会員専用
個人加盟労組のご案内
 
 
ホーム 戻る
HOME機関紙「日赤労働者」目次>機関紙「日赤労働者」
機関紙「日赤労働者」

不払い残業・年休取得・非正規職員について本社を追及 4/20第2回本社団交

 全日赤本部は、四月二〇日(月)十五時三〇分から十七時三〇分まで本社団交を行い、二〇〇九年春闘要求に対する前進回答を行うよう追及しました。
 賃上げについては「春闘動向の様子見」の態度を打ち破れず、賃金改善の姿勢すら示させることはできませんでしたが、全日赤の重点課題である不払い・サービス残業一掃、年休取得促進および臨時・嘱託・パート職員の処遇改善の要求に関しては、今後のたたかいの足がかりとなる回答を引き出すことができました。

本社回答要旨

 ○始業前であっても「業務」に関係するものは時間外手当を支給するものである
 ○命令の有無に関わらず、所定労働時間を超えて行った業務に対しては、時間外手当を支払うものでる。
 ○7対1看護基準のために、年休を制限することは本来の方法ではない。
 ○嘱託・臨時・パートタイマー職員就業規則参考例に記載されていない手当を支給しても違反ではない

賃上げ要求について

 本社:世間の〇九年賃金交渉は、昨年よりも厳しい状況である。また赤十字の決算見込みも厳しく、病院では九七億の赤字予算に対して二七七億の赤字となりそうである。血液は四九億の黒字予算に対して三三億と黒字幅は減少しそうだ。日赤職員の生活を守る立場に変わりはないが、現時点での回答は差し控え慎重に春闘状況をみていきたい。
 全日赤:赤字の原因として、どのように見ているのか
 本社:診療報酬の改定、受診抑制による患者減少、医師不足による診療科縮小など考えられる。
 全日赤:世間の状況を見るだけでなく、日赤職員の生活実態も見るべきである。医療介護の分野ではベースアップを行う施設もあり、人材確保など政策的な賃金改定も考えるべきである。
 本社:病院を存続させる観点で考えている。
 全日赤:政府に対して診療報酬の改定を含め医療制度改善の働きかけを行うべきである。
 本社:従来から病院会などを通じて行ってきたが、今年は「医師の臨床研修」に対るパブリックコメントを出したし、公的3団体(日赤、済生会、厚生連)として要請も行った。

今後のたたかいは

 賃上げ交渉は、引き続き夏期交渉のなかでも追求するとともに、重点要求の「福祉職俸給表の昇格基準改善」「医療職(二)の夜勤手当改善」「拘束(待機)手当の設」については、賃金専門委員会による本社との労使協議会(五月十八日に設定)にて追及します。そのために「全職種における拘束(待機)体制についての調査」および「検査・放射線科部・薬剤部での夜間勤務態勢の実態調査」の集約を急ぎます。
 本部は、「年休促進」「不払い残業一掃」の課題でも、村上裁判の判例を示し、個別事例でも確認を求めました。本社は、「勉強し整理したい」としました。
 本社の「別の場で協議を」との回答に基づく、「福祉職の昇格改善」「医療職(二)表の夜勤手当改善」「待機手当」の課題と併せて、さらに本社追及を行っていきます。
 各単組でも、これらの課題でも施設交渉を強めるとともに、法違反は許さない取り組みを強めましょう。また、夏期闘争の準備を開始するようにしてください。

このページのトップへ戻る

Copyright(c)2006 全日本赤十字労働組合連合会 All rights reserved.