■昨年を上回る人数で盛り上がった給食全国交流集会 好評だった学習と実習
二〇〇九年三月一四日(土)〜一五日(日)東京・上野で第九回給食部門全国交流集会を開催しました。全国の施設から昨年を大きく上回る総勢二五名の参加者が集結し、現在出向問題で闘争している唐津からも当事者三名の参加がありました。
初日は医労連給食対策委員長の染原剛さんの講演「アレルギー食と個別対応」で現代の食生活とアレルギーの関係性を学び、講演を踏まえて食物アレルギー除去食をつくる実習を行いました。講演の中で、賞味期限が四カ月を超えてもカビが生えないメロンパンや、果肉が腐らないグレープフルーツを実際に手に取り、市場に出回る食物の健康被害を身にしみて学びました。
実習では卵、牛乳、小麦といったアレルギーの代表的食材を排した除去食を、家庭でもつくれるよう工夫したレシピで調理実習し、参加者からは「面白かった」「普段スーパーで売っている食材でいろんな料理が出来ると知って良かった」「制限があってもおいしく食べられる物がつくれた」との感想が寄せられました。
二日目は本部・河野書記次長による「直営に戻すための派遣法の活用」で、全国の給食部門ですすむ派遣・請負、「合理化」に対する学習をし、全国の状況を交え討論しました。多くの病院が唐津の給食部門職員出向問題を自身の職場にも起こりうる問題とし、「直営」でしか出来ない、治療食としての給食の役割、患者さんと接することで得られるサービスや給食内容の質の向上、仕事のやり甲斐を守る運動や宣伝の重要性を確認しました。
一二単組から参加があったからか、「他施設の状況が聞けて良かった」「意見交換が参考になった」と好評でした。
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