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機関紙「日赤労働者」

09春闘学習会 ストレス対処、労働契約法、春闘情報などを学ぶ

 中央委員会の二日目の午後から、〇九春闘学習会が開かれました。参加者は一日目六八名、二日目は四七名でした。

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大爆笑のお話
〜上野行良先生

 第一講義は、福岡県立大学の上野行良先生の「ストレスと人間関係」でした。現代人はストレスにさらされていると言われますが、何が一番のストレスかと言えば、それは「人間関係のこじれ」であり、ストレスをコントロールするには、どうしたらよいかを、みんなを笑わせながら話してくれました。講義を受けて一番こころに残ったことは、疲れているとストレスが増すので、よく寝て、食事に気をつけて、運動して、身体を守ろうという当たり前のこと(これがなかなかできないのですが)でした。
 第二講義は、広島の弁護士・石口俊一先生の「労働契約法と休日出勤手当問題」でした。石口弁護士は、広島単組が休日出勤手当削減問題を裁判でたたかっていますが、その原告側の代理人を務めてくれています。労働契約法は、昨年三月から施行されていますが、その立法の背景を詳しく講義してくれました。従来から、様々な労働事件(安全配慮義務違反、就業規則の変更の効力に関する事件、解雇権濫用に関する事件など)が裁判で争われ、労働判例として確定してきましたが、それが法律として、条文化されたものであることがわかりました。広島の裁判が勝利するためには、全国からの支援が大切だと改めて感じました。

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ジャーナリズムの基本は、
「戦争する国に はしない」こと
〜明珍美紀氏

 第三講義は、労働者教育協会の大高保明先生が、「〇九春闘と情勢の特徴」について講義してくれました。アメリカの金融危機に端を発した世界的な不況が国民の生活を直撃し、派遣切り、失業者の増大など未曾有の危機のなかで〇九春闘がたたかわれること、しかし、国民・労働者のたたかいは大きく広がっており、困難な情勢を切り開く力をつけてきていること、労働組合の社会的役割を自覚しつつ大きなたたかいをつくろうと結びました。
 最終講義は、元新聞労連の委員長の明珍美紀さんが、「憲法とメディア」というテーマで、ジャーナリズムと憲法の関係について話してくれました。ジャーナリズムの基本は「戦争をする国にしない」ということだと明確に語り、戦前、大本営の発表をそのまま報道した反省のもとに戦後の新聞は始まったと歴史をはなし、現在の問題点もあげました。また、アジアの小国ブータンが、GDP(国民総生産)という考え方ではなく、GNH(グロス・ナショナル・ハピネス)つまり国民の幸福度という指標を打ち出していることなど興味ある話題を提供してくれました。
 四つの講義を受けて、さあ春闘を力いっぱいたたかうぞと決意を新たにしました。

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