■STOP!医療・介護崩壊 10・19中央集会開催
日本医労連など一二団体は、「医師・看護師を大幅に増やせ」「安心の介護をつくれ!」―社会保障費を増やして安全・安心の医療や介護を実現しようと一〇月一九日、東京・日比谷で「STOP!医療・介護崩壊、増やせ社会保障費一〇・一九中央集会」を五千人を超える参加者で開催しました。労働者福祉中央協議会の笹森清会長(前連合会長)や、病院勤務医などでつくる全国医師連盟の黒川衛代表、勤務医の立場から医療崩壊の問題を訴え続けている本田宏済生会栗橋病院副院長らが連帯あいさつしました。
主催者あいさつした日本医労連の田中千恵子委員長は「医師・看護師・介護師不足を世論にしたことが、この間の運動の最大の成果だ」と強調。「いまが医師・看護師増員、介護報酬引き上げの絶好のチャンス。社会保障の抜本的改善を求める運動の先頭に立ちたい」と決意を語りました。
笹森会長は「とんでもない状況になっている日本をなんとかしたい。その思いを一つにできるなら、行動も一つにしようと駆けつけた。命と暮らしを守る大同団結を」と呼びかけました。
看護師増やして!銀座パレード
黒川代表は「社会保障や医療を国のお荷物と考えている人たちには、政治の場から去ってもらわなければならない」と強調。
本田医師は、医師の増員など地域医療再生を求める医師・医学生向けの署名に取り組んでいることを報告。現在までに約八千人分を集め、賛同人は四六〇人以上にのぼっていると述べました。
集会後のパレードでは白衣姿の看護師たちが風船や花を持ったり、「もう限界!看護師を増やしてください」「大切ないのち守りたい」と書いたノボリやプラカードを掲げたりしながら、切実な思いを訴えました。この行動に全日赤からは五六名が参加しました。
尚、日本医労連は一一月一三日にも「対政府中央行動」として、決起集会と厚労省前座り込み、各省庁交渉と銀座デモを行います。 |