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機関紙「日赤労働者」

全日赤第63回定期全国大会開催

写真 全日赤は、七月一二日(土)九時から一三日(日)一二時過ぎにかけて、大阪府池田市の伏尾温泉「不死王閣」にて第六三回定期全国大会を開催しました。代議員・オブザーバー・役員など述べ一六四名が参加し、第1号議案の二〇〇八年度運動方針と第2号議案の二〇〇八年度財政方針を満場一致で決定し、二〇〇八年度統一要求に対するストライキ権も満票にて確立しました。役員選挙においては、候補者全員が信任され、最後に大会宣言を採択し閉会しました。

 大会は、杉本副執行委員長の開会のあいさつから始まり、議長団をはじめとする大会役員を選出した後、太田執行委員長のあいさつにつづき、来賓の方々(日本医労連・池田寛副委員長、日本共産党前参議院議員・宮本岳志氏)より情勢にふれたあいさつを頂きました。

第1号議案について

 本部提案は、大会当日に字句の訂正を含めた補足議案を配布しながら、「二〇〇八年度闘争方針」および「二〇〇八年度統一要求」について、「たたかいの報告と総括」にも触れて提案を行いました。
 討論は課題別に行い、発言は九名の質問を含め、全体で六三名(前回七五名)となりました。内訳は(1)勤務評定反対のたたかい、賃金・一時金闘争課題で六名、(2)安全・安心な医療、社会保障で五名、(3)増員、働くルールの確立、健康で働き続けられる職場づくり・反「合理化」、労働条件改善の課題・看護要求実現の課題で二七名、(4)組織拡大・強化、医労連共済の課題で七名、(5)平和・憲法を守るたたかい及び階層別・分野別の課題で九名でした。

職場の増員闘争と産別の運動「医師・看護師・介護職員を増やせ」を結合させてたたかおう

 発言は、すべて議案を補強するものであり、各単組の一年間の奮闘が報告されると同時に、統一要求やたたかい方についての意見もだされました。大会で議論された内容の特徴点は次の通りです。
(一)勤務評定反対のたたかいでは、施設が説明会を開始しはじめている状況と、組合の追及に対してまともな回答ができない状態であることが報告されました。
(二)その他、各単組の報告では、サービス・不払い残業一掃のたたかいにおいて労働基準監督署への申告、派遣労働者を直接雇用とさせるなど法律を活かした取り組み、電動ベッドを導入させた腰痛アンケートによる具体的な実態での追及が大切であるなどたたかいの教訓が報告されました。
写真(三)また二交替制の試行が強行されている施設では、メンタルを含め体調不良を訴える職員が増えたことと合わせ「患者さんにやさしくできなくなった」との声があることが報告されました。
(四)7対1看護基準を守るために休みも取れない状況にあることに対して、本当に良い看護ができるよう増員による7対1看護を実現するため施設追及を強めていくことが確認されました。
(五)「仕事へのやりがいが奪われている今こそ、看護を見直すべき時である」との発言もあり、良い医療・良い看護の実現や患者・施設利用者の立場に立ったサービス提供を行い、働きがいをもって働き続けられる職場をつくるために、職場の増員闘争と産別の「医師・看護師・介護職員を増やせ」の運動とを結合させてたたかうことが確認されました。

たたかいの教訓=法を学び活かす具体的な実態で経営者を追及する

 本部は出された意見を受け止め検討することを総括答弁・まとめのなかで発言しました。主な検討事項および本社追及課題は次のとおりです。
(一)統一要求についての検討課題
(1)育児休業規程の部分休業・時差出勤は「子が小学校卒業するまで」より「小学校入学まで」の要求にしてはどうか?
(2)本社統制に対抗する統一要求を(初任給に関する要求、給与明細に時間単価を)
(3)追及強化を(早出手当、産前産後の賃金支払い、医療職二と医療職三の統合、駐車場を含めた通勤手当の改善、交替制勤務者の所定労働時間短縮、夜勤での自宅までのタクシー代)
(二)本社追及課題
(1)派遣・請負など下請け労働者についての本社としての考え方・施設指導
(2)違法当直に対する本社からの施設指導
(3)特別有給休暇(特に忌引き)において協定を下回る就業規則の押し付け排除
(4)全社的福利厚生の見直し
(三)本部の課題
(1)三六協定を労働者代表選挙のたたかい方についてのマニュアルを作成する

 第1号議案の採決は、大会二日目に行われ、採決結果は次のとおりです。
 出席代議員一一四名、うち反対:〇、保留:〇、賛成:全員で、第1号議案は満場一致で可決されました。

第2号議案について

 大会二日目に本部から資料集の財政報告も使用しながら、議案に沿って説明し決算報告を行いました。会計監査からは監査報告が行われ、決算報告が拍手で承認されました。予算案の提案も議案書に沿って行いました。

 第2号議案の採決結果はつぎのとおりです。
 出席代議員一一四名、うち反対:〇、保留:〇、賛成:全員で、第2号議案は満場一致で可決されました。

会館建設についての報告

 医療労働会館の新会館建設について、建築業者の選定が二度のプロポーザルによって決定したことや、二〇〇八年四月一四日に地鎮祭が行われ、竣工予定は二〇〇九年四月であることなど進捗状況について報告しました。また会館建設分担金の納入状況についても報告しました。

ストライキ権について

 ストライキ権の範囲は、全日赤二〇〇八年度統一要求と日本医労連の統一要求として、スト権投票を行いました。投票の結果は、つぎのとおりです。
 出席代議員一一三名、うち反対:〇、無効:〇、賛成:満票で、スト権は全員賛成にて確立しました。

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