■新入職員のみなさん、ご就職おめでとうございます。
全日赤(全日本赤十字労働組合連合会)の組合員一同、みなさんを心より歓迎します。
働きがいが実感できる職場に
あなたは、どんな時に働きがいを感じるでしょうか?
(1)仕事を通じて人々に喜んでもらえ、社会に役立っているという実感がもてるとき
(2)仕事の内容がおもしろく、自分の能力が発揮できているという喜びがあるとき
(3)自分の知識や技術が日々向上し、人間としても成長していると実感するとき
(4)職場に差別やいじめや過度の競争がなく、人間関係がステキで楽しいと感じるとき
(5)自分の賃金で、自分や家族の生活を支えているという誇りを感じるとき |
その「働きがい」を支える条件は、やはり賃金、労働時間、仕事の内容、スタッフの人数、人間関係、さらには有給休暇がとりやすいかどうか、また雇用が安定しているかなどいろいろあり、こうした条件が土台となって「働きがい」がはじめて実感できるのです。(関西勤労者教育協会 中田進氏)
あなたも全日赤へ
そして、これらの条件を改善していくのが労働組合の役割でもあります。
みなさんは、これから職場でいろんな体験をされます。喜びや悲しみや怒りを感じ、そしてイロイロ悩むこともあるでしょう。一人では解決できないことも多いと思います。そんな時のためにも労働組合は存在しているのです。
労働組合には、年齢や経験、思想信条や支持政党の違いに関係なく、経営者以外働くものならだれでも加入することができます。新人のあなたも今日から組合員になれるのです。
働くものにとって『数は力』。働きがいが実感できる職場をつくるために、全日赤(全日本赤十字労働組合連合会)への加入を心より訴えます。
就職おめでとうございます
新社会人の方もそうでない方も期待と不安でいっぱいのことと思います。私は看護師になって九年になります。自分の新卒のときはっていうと、少し昔になってしまいますが、いまだにあの頃の辛さや苦しさは自分の中に残っています。人に慣れる、環境に慣れる、仕事を覚える、たくさんのことが一気に押し寄せてくるようで自分が自分らしくいられない。緊張の連続で身も心も疲れ果てていませんか?息抜きに少し私の話を聞いてください。(といっても紙面なので読み進んでくださいね!)
みなさん『労働組合』ってわかりますか?どんなイメージですか?よく言われるのが「あぁ、給料上げろー!!
ってやつでしょ」とか「ハチマキまいて、旗持って行進とかするの?」う〜ん…間違ってはないですけど、それだけじゃないんですよね〜。ここまでで組合って楽しそうって思われた方はきっと運動会やお祭り好きでしょう(笑)
私は労働組合では青年部部長をしています。数年前まで組合っていったい何をしているところなのか全く知りませんでした。ちょっと怪しいイメージさえ持っていました。でもやってみると楽しいんです。組合ビギナーのみなさんに少しでも組合のことを知ってもらい、仲間に入ってもらいたいです。
『働きやすい職場にしたい』
どうせ働くならよりよい条件で働きたい、誰だってそう思いますよね。もっと休みが欲しい、夜勤が多すぎる、時間内に仕事が終わらない、帰ったらぐったりで自分の時間がゆっくり取れない、税金やら何やら引かれるものが多くて給料ってこんなものかぁ。こういう不満を感じていませんか?早く一人前になりたいけどもう夜勤デビュー!? 師長さんには夜勤要員が足りないからって言われたけど不安でいっぱい。こんな思いしていませんか?そんな不満や不安を集めて病院に物申すのが組合です。一人の力は弱いですが、みんなで立ち向かえば変えていくことができます。ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために。あなたの悩みやトラブルをみんながサポートしてくれますよ。
『仲間づくり』
同じ部署の同期とは何とか助け合っていけそうだけど、職場の先輩には話しにくいなぁ、仕事のこととか話を聞いてくれる人いないかな。せっかく就職したんだから新しい出会いを期待したい、違う病棟の人とも仲良くなりたいな。そんな人は組合に入りましょう。私の組合ではシーズンごとに青年部主催のイベントを行っています。飲み会、小旅行、スノボー。学生時代みたいに飲んで騒いで語って、遊んでいるうちにストレスなんか吹っ飛んでまた元気に働けますよ。そして廊下ですれ違うときに「こないだはどうも〜」って言い合える、病院に知り合いが増えるって心強いですよ。うちの病院ってそんなイベントしてなさそうって思ったあなたは「ここはそういうのないんですか〜?」ってぼそっと言ってみてください。きっと大慌てで企画されるはずです。(笑)
さて、少しは『労働組合』が分かっていただけましたか?分からないという方はとりあえず加入書を出してみましょう。入ってみて話が違うって言われないように私達も頑張りますから…一緒に楽しみながら組合活動していきましょうね!
(松江単組 野津敦子) |