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小林多喜二『蟹工船』エッセーコンテスト大賞に 本部書記 山口さん受賞

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本は新書判160ページで1部
490円。購入希望は遊行社
(TEL)03-5361-3255へ。

 今年は作家・小林多喜二(一九〇三―一九三三)の生誕一〇五年、没後七五年を迎えましたが、本部書記の山口早苗さんは、【Up to 25 『蟹工船』読書エッセーコンテスト】(主催:小樽商科大学/白樺文学館多喜二ライブラリー。後援:朝日新聞社/北海道放送(HBC)/秋田県立図書館/東銀座出版社)に応募し、見事大賞に輝きました。コンテストの選考委員(敬称略)は、荻野富士夫(小樽商科大学教授)、ノーマ・フィールド(米国・シカゴ大学教授)、香山リカ(精神科医)、由里幸子(朝日新聞社前編集委員)、島村輝(女子美術大学教授)の各氏でした。
 山口さんは「現在の若者がおかれている労働市場競争は今までにない想像を絶する流動と雇用不安をもたらしている。多喜二が生きた時代と、私達の時代、戦争が終わったのに何も変わっていない。むしろ働く者同士が連帯する事が難しくなってきていると実感する。打開策はあるのか、希望は持ち得るのか、多喜二の切実な思いは現代に息づいていると思います。」と言っています。
  小林多喜二は、戦前のプロレタリア文学作家として「一九二八年三月十五日」「蟹工船」「党生活者」などで資本主義日本の矛盾をリアルな眼で描き世界にその名を知られ、現在もなお読みつがれています。
 今回多喜二が通った小樽商大(旧小樽高商)などが初めて行った多喜二の代表作「蟹工船」の読書エッセーコンテスト入賞作品集が出版されました。タイトルは「私たちはいかに『蟹工船』を読んだか」(遊行(ゆぎょう)社)。小説に描かれた搾取される労働者の姿に、現代を生きる派遣社員やフリーターの若者たちが自身の姿を投影させた作品が目立ちます。

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