機関紙「日赤労働者」
視座
全日赤は、結成80周年の大きな節目を迎えた。過酷な医療・福祉・血液の現場において働く者の権利と尊厳を守り、より良い医療・看護の実現を追求し続けてきた諸先輩方の弛まぬ歩みに、心より敬意と感謝を表する。
6月に、かつて活動の先頭に立ったOBから、「自分たちが活動してきた時代よりも、労働組合の活動も厳しくなっている。守りの時代だが、いつまでも応援している」という温かい激励を受けた。深刻な人手不足や医療制度改革への対応など、先輩方の言葉通り、これまで築き上げられてきた労働条件や安全な医療体制を「守り抜く」こと自体の困難さを日々痛感している。
しかし、我われが向き合う課題の先には、常に患者・利用者の尊い命と、現場で踏ん張る組合員一人ひとりの生活がある。80年の歴史で培われた団結の知恵と志を正しく継承し、次世代へ確実にバトンをつなぐことこそが今を担う我われの責務である。守るべき現場の基盤を堅持しながら、仲間の切実な声を原動力に前進を続けなければならない。
諸先輩方の熱い想いと応援を力に変え、時代に即した連帯の輪を広げながら、すべての職員が誇りと安心感を持って働き続けられる職場環境を、仲間と共に切り拓いていく所存である。

