機関紙「日赤労働者」

2・10本社要請行動
勤務評定へ厳しい訴え
誠意をもって対応というが

 全日赤は、2月10日、本社前集会および本社要請行動をおこないました。13単組本部役員含め25名が参加し、日本医労連、全国組合協議会の仲間3名が激励にかけつけました。参加者から賃上げ・賃金改善、勤務評定反対、労働条件などを訴えました。

参加者の発言要旨(抜粋)

今すぐ賃金改善を

 「薬剤師確保調整手当が新設される。恒久的な手当を額で示してほしい」「非正規の看護助手やクラークが多い。正規の募集もないので集まらない」「勤続30年の看護助手の賃金は新卒看護師と変わらない。タスクシフトで業務も増えている」「看護師が集まらないと再雇用で働いている。現役時代と同じように働いているのに一時金も賃金も下がっている。昼食や水分をとる時間すらない」「地域包括ケア病棟も介護福祉士としての役割がある。福祉職俸給表への格付けを」「待機は、呼び出し後20分以内に出勤する決まり。休日であっても自由に使えない。今の金額でも安い」

勤務評定に意味あるのか

 「勤務評定に何の意味があるのか。患者のケアの時間を削って評価を入力。師長からは『もっとアピールしないと分からない』と言われる」「職場のチームワークを乱している」「部下の成果を自分の手柄にする上司がいる」「Eラーニングの院内の研修設定時間に参加できず、自分のスマホから倍速で視聴。研修受けること目的となり、研修内容をケアに活かしていない」「評価者の目標達成のための評価になっている」「労務管理できない人が評価している」

ルールなき労働実態 

 「時間外短縮のため採血バスの移動中に職員連絡事項を見ると通信料もかかる。持ち帰り業務が増えた」「一人当直なので休憩時間も携帯を持ち対応。交代で休憩できるようにしてほしい」「師長が年休を抑制したりハラスメントをしたりしている。日赤全体で師長の教育をしてほしい」「夜勤を規制するために本社は夜勤協定を結ぶべき。ルールがないから夜勤が悪くなる」

◇   ◇

本社の態度

 本社は「みなさんの声が統一要求書としてこれから提出されるとのことなので検討し、団交や事務折衝の場で誠意をもって対応する。勤務評定には厳しい意見を頂いたと認識し、研修などに力を入れる」とコメントしました。

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