機関紙「日赤労働者」
あけましておめでとうございます
今こそ役割が大きい
全日赤中央執行委員長 五十嵐真理子
新年あけましておめでとうございます。職場・地域で昼夜を問わず奮闘している組合員の皆さんに敬意を表します。そして今年こそ、全日赤組合員にとって良い年となることを祈念します。
円安や物価高騰は、私たちの生活に大きな影響を及ぼし、世間では大幅な賃上げが実施されています。それにもかかわらず日赤の賃上げは、全ての職員が実感できるのもでなく、3月実施となりました。全日赤は署名の積み上げや本社要請行動などにも取り組み、薬剤師確保調整手当が創設されることになりました。
昨年は、勤務評定が導入され初めての評定結果が出され、「目標を達成してもB評価にしかならない」「部署の違う上司に評価された」「評価表の書き直しをさせられた」など職場に混乱をもたらし、個人の業務負担も大きくなっています。全日赤の追及の結果、本社より勤務評定結果の一時金反映の譲歩案をださせ、1年間の実施延期させることができましたが、チーム医療・福祉の職場に勤務評定は馴染まないものです。
2024年のノーベル平和賞は日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)が受賞しました。受賞理由は、日本と世界での長年にわたる核兵器廃絶運動における被爆者の貢献を高く評価したことでした。平和であってこそ、よい医療・福祉が実現できます。私たちも平和を守り憲法をいかす運動にも取り組んでいきます。
今こそ、労働組合の役割は大きくなっています。そのためにも組織拡大強化2カ年計画初年度目標の達成と、そして職場に組合がみえる活動ができる1年にすることを心から呼びかけて年頭のご挨拶とします。