大人の性教育等を学ぶ 事例を参考にグループ討論 女性集会

機関紙「日赤労働者」

大人の性教育等を学ぶ
事例を参考にグループ討論
女性集会

 5月31日に全日赤女性集会を、全日赤本部会議室をメイン会場にオンラインにて開催し、11単組24名(本部・講師含む)が参加しました。

交際相手からのDV

 医労連共済学習のあとに、東京都助産師会の生・性を語るエヂュケーターである新野由子さん(元帝京科学大学 看護学科教授)をまねき、「大人の性教育を学ぶ~デートDVからLGBTQまで~」と題し、お話をしていただきました。
 最初に、憲法における基本的人権やジェンダーギャップ指数など情勢、性暴力に対する刑法の改正の経緯について説明されました。交際相手からのDVに関して、内閣府の調査によると39・1%が相談していないことが示され、デートDVは相手を尊重しない行為で、暴力の種類として(1)精神的、(2)金銭的、(3)性的、(4)デジタル、(5)身体的の種類があり、「性同意」を「お茶の進め方」で考えるきっかけとなる動画を視聴しました。
 また、事例を参考に、グループごとに分かれて討論しました。最後に、相談窓口や、対応策についても紹介されました。
 参加者からは、「性差や、法律のこと、DVなど広く学ぶことができた」「人権や最近の動向などわかりやすい内容で良かった」「事例があったのでイメージしやすかった」などの感想がありました。
 参加されたみなさん、お疲れ様でした。送り出していただいた単組のみなさん、ありがとうございました。

「女性協議会」発足を8月に予定

 全日赤では、女性部運動の活動を今後も発展させることを目的に「女性協議会」を立ち上げます。発足予定の全日赤女性協議会の活動は全日赤女性委員会がこれまでおこなってきた、母性保護・労働環境を守り、働きながら子どもを安心して産み、育てられるよう議論を深め、女性の権利拡充のための運動を継続します。8月31日に発足総会を予定しています。

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