機関紙「日赤労働者」

人権を尊重する看護
ILO看護職員条約勧告を学ぶ
看護セミナー

 10月27日に全日赤看護セミナーを、オンラインで開催し、8単組11名が参加しました。

人間らしい働き方とは

 学習会は、前全日赤中央執行委員長および前日本医労連中央執行委員長で、京一単組出身の森田しのぶさんより「人間らしい働き続けるために~ILO看護職員条約・勧告を職場に活かそう」と題し、お話ししていただきました。
 森田さんは、看護闘争の歴史を振り返りながら、1977年ILOで「看護職員条約・勧告」が採択される際に、私たちの先輩がロビー活動で奔走し採択に貢献したこと(日本はいまだに批准していない)、看護師増員闘争(ナースウェーブ)で、国内で初めて看護職の労働条件を明記した法律(看護師確保法:1992年制定)を作らせたことが説明され、「看護職員条約・勧告」を条文に沿って内容を細かく解説されました。
 また、ILOは「看護職員条約」が今日の社会・経済的な現実に対して依然として妥当性があることを再確認し、「現代的な文書」として位置づけられていることも紹介されました。
 最後に、「提供する側、受ける側とも“人権”を尊重する看護のあり方を追求し、運動し続けることが大切」と、エールを送っていただきました。

感想交流

 学習会の後は、参加者で感想や職場の状況を交流しました。また、学習会の様子は、ユーチューブで限定配信しています。

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