機関紙「日赤労働者」

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 「『ラーメン屋はラーメンだけ作っとけ』と散々言われるわけやけど、ラーメン屋がラーメンを作るのただの業務なんよ。ギョーム。差別や虐殺や戦争をやめろって声を上げるんは『大人の仕事』で、この国の住民の殆どは大人の仕事をサボっとるんよ」▼上記は東京・中野にあるラーメン屋「どうげんぼうず」の店主で物言うラーメン屋、近廣直也さんの言葉です。「どうげんぼうず」とは下関地方の言葉で悪ガキの意味▼お店にはレイシスト(差別主義者)立入禁止の張り紙があり、定休日にはイスラエル大使館に出向き「殺すな!」と叫ぶ、ツイッターでもネトウヨとたたかいながら反戦を叫び、(戦争を推し進める)自民党政治のジャマをしたいからと選挙に行く、そんな彼の仕事論が本になったと知り読んでみました(『どうげんぼうずという仕事』取材・構成‥川口和正)▼政治のことを堂々と言うのを避ける人が多い中、はっきり主張する近廣さんはもともとミュージシャンを目指していただけあってメッセージ性が高く共感できる言葉ばかり▼困っている人がいたら手を差し伸べ、理不尽なことには声を上げる、「大人としての仕事」今どれぐらいの人ができているだろうか?この秋の衆議院選挙で一人ひとりが「大人の仕事」をしていくチャンスが来ています。(Nt)

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