機関紙「日赤労働者」
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ドラマ「新宿野戦病院」が終わった。第5話でもマイナ保険証について「使えない人たちもいる。そういった連中をどうか排除せんで欲しい」と大臣に詰め寄るシーンがあり、ネットでは賞賛の意見が多く寄せられている▼最終回では「マイナカードは陰謀だろ」と叫ぶシーンもあった。また新型感染症で奮闘した医師としてインタビューを受けるシーンでは「医療労働者の賃金を上げてほしい」「マイナ保険証は止めてくれ」とお願いするのは、よく言ったと思った。しかし後日、見逃し配信で確認した放送では、「マイナ保険証は止めてくれ」はカットされていた▼先日、保団連の学習会に参加した。「マイナ保険証」の問題点は、従来の保険証を廃止することで「国民皆保険制度」の大原則が崩され、「無保険者扱い」される人が出ることだと言われており、現在の医療機関の窓口を含めマイナ保険証のトラブルが続いている実態が報告された▼では何故、多くの反対を押し切って政府がマイナ保険証を推進するのか。マイナンバーカードを使わせようとすることが目的であり、カードに紐付けされた個人情報を収奪し利活用しようとしている。まさに陰謀であり都合の悪いことはドラマの場面をカットするまで情報は操作されている。(Nk)